『トレインスポッティング』で<衝撃>を、『スラムドッグ$ミリオネア』で<感動>を、ロンドンオリンピックで世界を<歓喜>に包み込んだアカデミー賞®監督ダニー・ボイルの最新作『トランス』(10 月 11 日(金)公開)。記憶を失ってしまった男の頭の中に催眠療法(ルビ:トランス)で入り、消えた絵画を探し出すという斬新な設定、そしてその絵画をめぐって揺れ動く 3 人の男女をスリリングに描いた本作。記憶と現実がパズルのように入り組んだ展開を、独創的なストーリーテリング、そしてポップな映像と音楽で演出した、まさにダニー・ボイルの真骨頂ともいえるスタイリッシュ・サスペンスです。

リアルな白昼のオークションシーンから始まる本予告。40 億円の名画を奪いながらも記憶を失ったサイモンは、催眠療法で隠し場所を探す。そのあと次々と映し出される映像はサイモンの過去の記憶なのか?今、起きている現実なのか?それらはどうつながっていくのか?そして、記憶が戻るとき何が起きるのか?
今回、そんな記憶と現実がパズルのように入り組んだ展開と予想できない結末に各界の著名人たちから様々なコメントが集まり、その一部が予告編でも紹介されている。
「まんまとハメられた!」(鈴木おさむ 放送作家)
「何も知らずに観る人が一番幸せ」 (内田けんじ 『鍵泥棒のメソッド』監督)
さらにダニー・ボイルならではの演出にも賞賛のコメントが。
「類い稀な映像、音、構成」 (小島秀夫 「メタルギア」シリーズ監督・ゲームデザイナー)
「秀逸した娯楽映画」 (小林武史 音楽プロデューサー)
「今度は、あなたの<記憶>が試される」 予告編は、あなたは果たしてだまされずにいられるか?と問いかけているかのようだ。ダニー・ボイルからの挑戦かもしれない。
ポスタービジュアルでは、ストーリーが進むにつれて予想もしない形に変化していく3人の関係性が、記憶の中へ入っていく緊張感とともに表現された。それぞれが予期せぬ変化にどのように対峙していくのかも見逃せない。
なお、以下の詳しいコメント、予告編で紹介できなかった方のコメントは公式サイトで見ることができる。多彩な方面からのコメントを読むだけでも、様々な視点から本作を楽しめることがわかる。
さらに 8 月 30 日(金)より、ロンドンへの旅が当たる「記憶を探れキャンペーン」も始まる。複雑に入り組んだパズルを一足先に楽しんでみてはいかがだろうか。

<トランス コメント一覧> (8 月 30 日(金)より公式サイトで公開予定)

■内田けんじ 『鍵泥棒のメソッド』映画監督
斬新な設定と展開、巧みな語り口に奇妙なユーモアがブレンドされた、
まさにダニーボイルな魅力が満載の作品です・・・が、
この映画、何も知らずに観る人が一番幸せ。
このコメントすらも記憶から消して観ましょう。

■鈴木おさむ 放送作家
テーマは絵画泥棒と催眠療法。
これ、どんな風に結びつくんだろうと思って見てたらまんまとハメられた。
もう一度見直そう。そしたら自分がどこで騙されたか分かるな。おもしろいっす。

■小林武史 音楽プロデューサー、キーボーディスト
ダニー・ボイルの「クリエイティブ魂」は、ロックスピリットであり、
『トランス』は「秀逸した娯楽映画」であり、
「永遠のプログレッシブ “ロック” ムービー」だ。

■小島秀夫 「メタルギア」シリーズ監督・ゲームデザイナー
観終わった今も、『TRANCE』状態から抜け出せずにいる。
類い稀な映像、音、構成で観客を忘我の恍惚に誘う——
ボイル監督こそ映画界の『催眠療法士』だ!

■石坂 泰章 サザビーズ ジャパン 代表取締役社長
今までの絵画盗難を扱った映画とは一味も(二味も)違う
予想もつかないスリリングな展開!!
冒頭のオークションシーンのリアルさがすごい!!

■会田誠 美術家
そりゃーあの監督ですからね、面白かったですよ。
スタイリッシュ、だけじゃないんだけど‥‥とにかく端々がロンドンっぽくて。
特に知的でエロい黒人のヒロインが良いですね。

■山田五郎 評論家
最近ただでさえ記憶が曖昧なのに、ますます自信がなくなった。
この映画に登場する西洋絵画の名作たちを、私は本当に知っていたのか?
そもそも私は誰なのか? もはや何も信じられない。

■プリンセス天功 イリュージョニスト
不可思議な展開と予期せぬスピード感覚が最高に面白い映画でした
とても興味深く見てしまいました仲良い 2 人で見ることをおすすめします

■名越康文 精神科医
誰でも
人生の記憶のある瞬間に
命がけの飛躍がある
それこそがその人自身である。

■Mr.マリック
この映画、冒頭からガンガンきてます!
アッと声を上げた瞬間、もうトランスです。
操られていると思わせて、操る。
ボイル監督の術中に完全にはまってしまいました。
この映画は一生私の記憶から消えないかもしれない。

■小堺一機
一番知っているはずの”自分”が本当に自分が思っている”自分”なのか。
ダニー・ボイルナビゲーションの指示に従えば、気持ち良く、迷子にされている事に気付かず、
ラストで”え〜って!”と叫ぶことでしょう。

予告編::http://youtu.be/yKoZkcRBF8o

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa