虫ガールも必見！無視できない注目作！『ホッパーレース 〜ウンカとイネと人間と〜』農の未来にヒントを与える記録映画3本連続上映+小泉監督トーク

本作の主演兼ナレーターを担うのは、その名もインパクト大な、”害虫”「ウンカ」（英名 planthopper）。

稲を吸って枯らす習性を持ち、アジアの稲作地帯で猛威をふるう小さな虫で、近年西日本にも飛来し問題となっているのだが、実はダージリンティーや台湾茶”東方美人”の香り高い茶葉づくりの要を担う”益虫”でもある。長く人類が付き合ってきたウンカの害虫化がなぜ今ここまで暴走しているのか？農薬でウンカに立ち向かおうとする人間と、それに負けず増殖しつづけてみせるウンカのイタチごっこを食い止めようと奮闘する生物学者の記録とともに、田んぼに息づく豊かな生物たちの世界を描いた科学ドキュメンタリー 「ホッパーレース」が、8 月 31 日（土）、 渋谷アップリンクにて公開される。
第６回ゆふいん文化・記録映画祭松川賞を受賞後、満を持しての東京凱旋上映となる。

監督は、アラサー女性監督、河合樹香。苦手なものは、虫。自身の天敵でもあるはずの虫の目を通じて、多様な生物によってバランスが保たれる生態系と食糧の安全保障という難題について語る本作からは、監督からウンカへの愛情さえ感じられるほど。飛び交うウンカ、生まれたてのウンカ、卵のウンカ、農薬に負けたウンカ—静かに増殖中と噂の虫ガールも必見！？の”虫”酸が走る、けれどクセにならずにいられない、ウンカの見せる様々な表情も必見。

本作は、8 月 24 日より渋谷アップリンクにて絶賛開催中の、「夏の終わりの自由研究−繋がっていく面白さ、映画に学ぶ 2 週間−」（8 月 24 日〜9 月 6 日）」の 16 作品の１つ。8 月 31 日の上映は、本作プロデューサーも務めた小泉修吉監督の『農薬禍』（1967 年）との同時上映。また、同日には、小泉監督作『自然農 川口由一の世界 1995 の記録』（1997 年）の上映とトークショーも開催決定！

■日時：2013年8/31（土）
10:45〜「ホッパーレース」+「農薬禍」上映
13:00〜「自然農 川口由一の世界 1995の記録」
15:33〜16:15 小泉修吉監督トーク（『自然農』『農薬禍』監督、『ホッパーレース』プロデューサー）
[特集上映期間： 2013年8/24(土)〜9/6(金) ]
■劇場： 渋谷アップリンク 東京都渋谷区宇田川町３７−１８ トツネビル1F／ 03-6821-6821
■特集URL： http://www.uplink.co.jp/movie/2013/15896
■チケット： 1回券1,200円、シニア・学生・UPLINK会員1,000円、3回券2,700円、パスポート券10,000円
※『モンサントの不自然な食べ物』『さなぎ』の2作品は一般1,500円、学生1,300円