第65回カンヌ国際映画祭ある視点部門クロージング作品

印象派の巨匠ルノワール。 晩年、病で簒筆を握れなくなった彼の前に
現れたの は、光を纏った最後のミューズ。

生涯の最高傑作[浴女たち]誕生に秘められた、
〈幸福 の画家〉ルノワールの真実の物語ー。

印象泲を代表する画家、ルノワールの晩年を描いた『ルノワール 陽だまりの裸婦』の初日が10月4日(金)で決定いたしましたのでお知らせいたします。TOHOシネマズ・シャンテ他にて全国順次公開となります。

自由のきかない手で懸命に創作を続ける晩年のルノワールと、怪我の療養の為に戦地から帰郷し、自分の将来を描けず葛藤を抱える息子ジャン・ルノワール(後の仏映画界の巨匠)、そして、2人のルノワールのミューズとなった美しきモデル、アンドレらの心の機微を、自然美溢れる南仏の田舎を舞台に、情感豊かに描いた真実の物語です。ウォン・カーウァイ監督作品などでその映像美を高く評価されるリー・ピンビンが作り出す世界は、どのシーンを切り取っても、まるでルノワールの絵画を見ているような、光と色彩に満ち溢れ、ルノワールが紡ぎだす、この世で最も優しく美しい光の世界へと観る者を誘います。

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執筆者

Yasuhiro Togawa