『武士の献立』は、包丁侍の家に嫁いだ出戻り娘・春が、不器用な夫とぶつかりながらも次第に夫婦愛と家族の絆を深めてゆくヒューマンドラマで、松竹ならではの本格的時代劇として、12月14日(土)全国公開致します。
抜群の味覚と料理の腕を持つ明るく元気な年上女房・春を演じるのは上戸彩。夫の安信に、本作が初の時代劇本格出演となる高良健吾。 安信の父で、実在した加賀藩屈指の包丁侍・舟木伝内に西田敏行、若夫婦を温かく見守る母・満に余貴美子。さらに、夏川結衣、成海璃子、柄本佑、緒形直人、鹿賀丈史ら、豪華俳優陣が勢揃い。個性溢れるキャストの競演を 『釣りバカ日誌』シリーズの朝原雄三監督が、味わい深い感動作に仕上げました。
公開に先立ち、今年9月に開催される第61回サン・セバスチャン国際映画祭の「キュリナリー・シネマ」部門に、日本映画として初めて上映されることが決定し、主演の上戸彩さんも参加される予定です。
世界的にも注目を集めている本作の主題歌をCharaさんが書き下ろし。自身初となる本格時代劇への楽曲は、様々な困難を持前の明るさで乗り越え、夫と家族とともにたくましく生きようとする主人公・春の感情に寄り添った内容で、時代を越えて、今を懸命に頑張って生きているすべての女性たちへ贈るラブソング、そして応援歌。

Chara さん/主題歌制作にあたりコメント
★「武士の献立」を観ての感想
私は愛する人に手料理で時間をプロデュースするのは好きです。
春のように健気な日本女性像、それでいて信念が揺るがない、笑顔のかわいらしい女性と、この映画を観た男性は「恋をしてみたい!」と思うのではないでしょうか?

★「恋文」を作ってみて
恋をすれば少なからず、ぐっと気持ちをのみ込むということを経験するはず。
時代が変わっても会いたい人は会いに行く。伝えたい事は伝える努力をする。
自分を信じる力は人を成長させると思っています。
そんな想いを込めました。

「武士の献立」プロデューサー:松竹㈱ 池田史嗣 コメント
本作は史実に基づく時代劇ですが、悩んでも苦しんでも、前を向いて進む強さを持つのは、いつの時代も男性より女性。敬愛するアーティスト、Chara さんに期待したのは、力強く、それでいて包み込むように優しい、時代を越えた女性への賛歌。「恋文」は、そんな期待を遥かに上回る名曲です。劇場でご覧になるお客様には、きっとポジティブなエネルギーをお持ち帰りいただけるものと確信しています。

「武士の献立」主演:上戸彩さん
主題歌「恋文」についてのインタビュー
Q:今作の主題歌を Chara さんが担当されると聞いてどう思われましたか?
A:とても嬉しかったです。 Chara さんは、昔から大好きなアーティストの方なので、お聞きした瞬間、やったー!!と思いました。

Q:時代劇と Chara さん、というコラボレーションは意外性があったと思いますが、その点についてどのように思われますか?
A:『武士の献立』は時代劇の中でも、新しい時代劇になっていると思います。私や高良くん、若い世代の方にもとても見やすい時代劇になっていると思いました。映画のテーマが料理なので、皆さんに共通して感じて頂ける何かがたくさん詰まっていると思います。もしかすると若い人のなかには、時代劇に抵抗がある方もいるかもしれませんが、Chara さんの音楽によって若い世代の皆さんに時代劇を更に身近に感じていただけると思います。歌詞の内容もとても(主人公の)春っぽくて素敵ですね。

Q:主題歌をお聞きになられてみて?
A:この映画のカラーを決めてくれたと思いました。私はこの作品をどうしても(私の演じた主人公)春の目線で見てしまうのですが、春の背中を押してくれるような、春の気持ちに寄り添ってくれる音楽になっていて、とても嬉しかったです。エンディングで楽曲がかかって、作品全体が Chara さんの音楽によってあたたかく包み込まれ、未来に向かって励ましてくれているような感じがしました。

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執筆者

Yasuhiro Togawa