平坂読 著「僕は友達が少ない」(MF文庫J/メディアファクトリー刊)を原案とする実写映画が、東映配給、瀬戸康史×北乃きいで2014年新春ロードショー決定となりました!
“友達作り”の部活動を描くという斬新な設定と、強烈なキャラクターたちが読者の心をつかみ、2009年の第1巻発売以降、常にライトノベル界を牽引し続けている大ヒット作品『僕は友達が少ない』。シリーズ既刊8巻、コミック化(コミックアライブにて連載中。既刊8巻)などシリーズ累計発行部数555万部と驚異の数字を叩き出し、その人気を不動のものとした。さらに、TVアニメ化(TBS系にて2011年〜2期にわたり放送)をはじめ、ゲーム・モバイル・関連商品といった様々なメディアミックス展開で、その勢いはとどまることをしりません。そして2014年、本作を原案とし、完全オリジナルストーリーで繰り広げる実写映画が公開されることとなりました!

監督・キャストコメント
★及川拓郎(監督・脚本)

自分はアニメ版も漫画版もあまり知らないが、ライトノベルをリアルタイムで読み続けて来た者として、「僕は友達が少ない」には並々ならぬ愛情がある。原案は敢えて隣人部がリア充であるかのように描くことによって、その対局にある切なさを際立たせているが、この映画ではもう少しだけ解りやすくストレートな手法をとった。
『はがない』の一つのエピソードとして、ファンの人にも、新しく知る人にも楽しんでもらえる作品になったのではないかと思う。変わって行く自分と、変わらない想い。変わらないでいることの強さと、変わって行くことの必然。だれもが思春期に感じたことのある想いを、個性的なキャラクターたちを通じて描きたい。
小鷹役の瀬戸康史さん、夜空役の北乃きいさんには、そこに存在する二人の説得力、そして芝居の相性の良さを感じた。二人のやり取りが起こした化学反応は、他の役者陣、そして撮影現場に良い影響を与えたと思う。
この作品は個性的なキャラクターたちが織りなす、楽しくも切ない「青春映画」です。懐かしさとともに、「あの頃」の甘酸っぱさを楽しんで下さい。

★瀬戸康史 (羽瀬川小鷹 役)

まず、この堂々としていて切ないタイトルに運命的なものを感じました。
なぜなら僕も、友達が少ないからです。そしていざ、ドキドキしながら台本を読んだら、ライトノベルの絶妙なファンタジー感に加え、登場人物達のキャラの濃さ。
僕が演じるのは羽瀬川小鷹、イギリス人と日本人のハーフです。今作には、いろいろな問題を抱えた“はがない達”が出てきますが、それぞれ友達が少ない理由が違います。
僕は小鷹を演じる上で、その理由を素直に丁寧に大胆に演じるよう心掛けました。
そういった意味でも新感覚な学園コメディーになっていて、お客さんには楽しんでいただけると思います。観終わった後に考えさせられるような、そんな作品です。

★北乃きい (三日月夜空 役)

台本を読んで、凄いリアリティがあると感じました。友達がほしいと思う反面、一人の自分が楽だと逃げがちになってしまうことも。それでも前向きに人と向き合うんだ、と学生の頃は気付けなかったことをこの作品では描いていると思います。なので、今回は共演者の方と一緒に遊んだり、食事をしたりする機会をたくさん作らせてもらいました。
そこでコミュニケーションをとることで、現場で同じ周波数になってお芝居できて、こういう時間が大事なんだいうことを実感しました。
コメディとして楽しめるし、ヒューマンドラマとして観終えた後、必ず胸に残るものがあると思います。新しい「僕は友達が少ない」を観ていただけると思います。
素敵なスタッフ、キャストのみなさんと、できることはやった!と胸を張れる作品です。

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執筆者

Yasuhiro Togawa