7月20日(土)に全国343館454スクリーンで公開し、土日2日間で動員約74万人、興収約9億6000万円を記録し、公開4日目には動員100万人を突破する爆発的ヒットを飛ばしている宮崎駿監督最新作『風立ちぬ』。本作が今年で第70回を数え、カンヌ・ベルリンと並ぶ世界三大映画祭の中で最も歴史のあるヴェネチア国際映画祭(8月28日〜9月7日)のコンペティション部門に、選出されました。
  
ヴェネチア国際映画祭は、古くは『羅生門』や『無法松の一生』、最近では北野武監督作「HANA-BI」が金獅子賞を受賞するなど、日本映画が多くの賞を受賞した経歴がある国際映画祭です。

 また、スタジオジブリ作品としても2004年の第61回では宮崎駿監督『ハウルの動く城』がコンペティション部門に選出、宮崎監督とスタジオジブリに対して「オゼッラ賞」が授与されました。2005年の第62回では優れた作品を生み出し続けている監督として、宮崎駿監督が「栄誉金獅子賞」を受賞。2006年の第63回では宮崎吾朗監督『ゲド戦記』特別招待作品として公式上映、2008年にも宮崎駿監督『崖の上のポニョ』がコンペティション部門に選出され「ミンモ・ロッテラ財団賞」を受賞していました。宮崎駿監督としては3度目、スタジオジブリとしては4度目の出品となります。
今回の選出決定に際して出された宮崎駿監督のコメントは以下の通りです。

【宮崎駿監督コメント】

リド島はとてもすきな島です
今回は映画祭に参加できません
イタロ・カプローニさんにお会いできなくて残念です
宮崎駿
注)なお、イタロ・カプローニさんとは、劇中に登場するカプローニおじさんのお孫さんです。
7月20日(土)・21日(日)公開2日間成績
動員747.451人 興収960.885.850円 (全国454スクリーン)

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa