ワーナー・ブラザース、レジェンダリー・ピクチャーズの製作により、2014年に全世界で公開されるハリウッド版「GODZILLA」。東宝製作の「ゴジラ FINAL WARS」(2004年)以来10年ぶりの“ゴジラ”復活となることでも注目を浴びている本作は、2014年5月16日に全米公開、その後日本公開がされること、監督に「モンスターズ/地球外生命体」のギャレス・エドワーズ、主演にアーロン・テイラー=ジョンソン、そして日本からは渡辺謙が出演することが発表されていますが、未だ全容は謎に包まれていました。そんな中、ティザービジュアルと映像がついに世界解禁となりました。
6月18日よりアメリカ・サンディエゴで開催された「コミコン インターナショナル サンディエゴ2013」の3日目となる20日、6500人収容のホールHにて、ギャレス・エドワーズ監督、主演のアーロン・テイラー=ジョンソン、エリザベス・オルセン、ブライアン・クランストンがファンからの質疑応答に応じ、最新フッテージ映像の世界初の発表が行われました。

ギャレス・エドワーズ監督から「2日前にハワイでの夜の撮影をもってクランクアップし、その足でコミコンに駆けつけた」ことが語られると、会場からは大歓声が!さらに「GODZILLA」の撮影でカナダの入国審査を通った際のエピソードを披露。「ノーチラス」というコードネームを使って撮影の説明をすると撮影の詳細を求められ、仕方なく「GODZILLA」の監督をする旨を伝えたところ、「ぜったいに変なもんつくるなよ!」と言われ、他の入国審査係からも同様に言われ、20分ほどにわたり、どうしたらよいゴジラ映画が撮れるかを語りあったということでした。この話に場内は一層盛り上がり、世界中のファンからの「GODZILLA」への期待が高いことが感じとられました。またファンからのQ&Aでは、ゴジラ映画を監督することに関しての質問がなされ、「プレッシャーは自ら課してしまったものだと思う。というのも、これこそやりたかった事であったから。東宝とは密に連絡を取っているが、この作品が東宝のゴジラの一部になってほしいと思う。これこそ本物のゴジラ映画だ、といわれるように」と語るなど歴代ゴジラシリーズを思う監督のコメントに会場は大いに沸きました。

質疑応答の後に、全世界待望のレジェンダリー版「GODZILLA」の世界初解禁映像がついに公開!
登場人物の紹介と感情高ぶるスペクタクルシーン、最後に背びれのあるゴジラが咆哮とともに登場すると拍手と大歓声が沸き起こりました。世界的な名声を誇る渡辺謙の登場にもひときわ大歓声が上がるなど、わずか2分程度の映像ながら、世界中のファンの期待が一気に高まりました。

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執筆者

Yasuhiro Togawa