元新聞記者・脱サラ監督のデビュー映画『月の下まで』地元高知で異例の大ヒット&ロングラン!
9月14日より東京・ユーロスペースにて公開決定!

TOHOシネマズ高知で6月22日よりロードショーが始まった『月の下まで』(奥村盛人監督、配給:シネフォリア、配給協力:ユーロスペース、宣伝協力:マジックアワー)が公開4週目を終え、動員3,027人、興行収入3,706,300円を達成した。新人監督による地方都市を舞台にしたインディーズ映画としては画期的な成績をあげており、今後もロングラン体制で動員を伸ばすとともに、東京でもユーロスペースで9月14日より公開が決定した。
『月の下まで』は、元新聞記者の奥村監督が映画をつくりたい一心ですべてを投げうって製作した渾身の映画。 高知新聞社で5年間の警察担当記者、3年間の支局記者を勤めた奥村監督は脱サラ後、上京して映画美学校で映画制作を一から学び、製作資金集め、脚本、監督をひとりでこなした。
映画のロケ地は監督自身が記者時代に取材を担当していた「高知県幡多郡黒潮町」。物語は、町一番の漁師だった男が重度の障害をもつ一人息子と暮らしながら、折からの不漁や新造船の支払い催促などで窮地に追い込まれ、生き方の選択を求められていくヒューマンドラマ。
現地ボランティアの全面的かつ献身的なバックアップで完成した本作は、公開から8日間で1,000人を突破する異例の大ヒットを記録。公開5週目を迎えた現在でも、狂気と父性のはざまで揺れ動く男と穢れを知らない少年がつむぎだす家族愛の物語に、泣き崩れる観客が続出。5回、10回と鑑賞するリピーターも続出するなど、特異な状況を受けて異例のロングラン上映が続いている。

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執筆者

Yasuhiro Togawa