今年で 19 回目を迎える市民と街がつくる映画祭、「KAWASAKI しんゆり映画祭」。今年は 10/5〜13 に開催が決定いたしました。
2000 年から映画祭特別企画としてスタートした「なつやすみ野外上映会」も、今年で 14 回目。すっかり“しんゆりの夏の風物詩”として定着してまいりました。この日は学校の校庭が老いも若きも胸を躍らせる「夏まつり」会場に変身します。縁日気分を楽しんだあとは、みんなを夢の世界にいざなう素敵な映画の上映。映画館とはまた違った、自然の風の中に映し出された映像は、幻想的。家族みんなで、またカップルで、もちろん1人でもすばらしい夜を今年も演出いたします。
今年の野外上映は、「無声映画」の活弁上映!16mm フィルムが映し出す映画史に残る作品たち。 子どもたちにとってはきっと初めての活弁上映体験、夜空の下で見る映画は忘れられない夏の思い出になること間違いなし!

【開催日】2013 年 8 月 24 日(土)
【当日スケジュール】
17:30 屋台オープン
さまざまな屋台や子供が楽しめる企画も予定
19:30〜20:45 上演開始
無声映画の活弁上映(弁士 山城秀之、山内菜々子)
『月世界旅行』『日の丸太郎・武者修行の巻』『ラリーのスピーディ』
『豪勇ロイド』『チャップリンの冒険』
【実施会場】川崎市立麻生小学校校庭(神奈川県川崎市麻生区上麻生 3-24-1)
【入場料】無料 ※(雨天時は同体育館、荒天の場合中止)

≪ KAWASAKIしんゆり映画祭とは≫ 今年で19回目!
「KAWASAKIしんゆり映画祭」は、1995年に川崎市の「芸術のまち構想」の一環としてスタートしました。「市民(みんな)がつくる映画のお祭り」として、地域住民や企業のご支援ご協力を得ながら、市民スタッフが、企画・運営の中心を担い、行政がバックアップする新しい形の市民映像祭として定着・発展してきました。例年、テーマに添って作品を選定し、監督・俳優などによる座談会やシンポジウム、ミニコンサートなどを企画。副音声ガイド制作や字幕制作や、中学生が映画をつくり上映する「ジュニア映画制作ワークショップ」の実施、小学校の校庭でお祭りと映画上映をあわせたなつやすみ野外上映会など映画ファンのみならず、年齢を超え、街ぐるみで楽しんでいただける取り組みを展開しています。

≪上演作品紹介≫
活動弁士(山城秀之氏・山内菜々子氏)による無声映画の活弁上映 (音楽つき)
16mm フィルムでの上映 | 短編映画 5 作品を上映 |上演時間 75 分(予定)

★『月世界旅行』(11 分/1902/仏) ジョルジュ・メリエスのサイレント映画の金字塔!
世界最古の SF 映画。月へ冒険に出かけた科学者が月人と遭遇して…。
★『日の丸太郎・武者修行の巻』(6 分/1936/日本) ユニークなキャラクターが繰り広げるモノクロ活劇!
小男が悪者からお姫様を救う時代劇アニメ。僅か 5 分間の短編ながら、楽しさ満載!
★『ラリーのスピーディ』 (10 分/1917/米) ドタバタ喜劇スターのラリー・シモンに魅了される!
令嬢メリーとの結婚をかけて、2人の男がレースで戦う。レーサー・ラリーは勝てるのか?!
★『豪勇ロイド』(16 分/1922/米) ハロルド・ロイド主演、ロイド喜劇の傑作!
弱虫のロイドは、弱虫が強くなる不思議なお守りを手に入れて、村を荒らす悪漢に立ち向かう!
★『チャップリンの冒険』(21 分/1917/米)
なんと日本人も出演!追いかけっこシーンは見逃せない!
脱獄囚のチャーリーは、海で溺れていた金持ちの親子を助ける。家に招かれたチャーリーだが、脱獄囚であることがばれて…はてさてどうなる?!

≪第19回KAWASAKIしんゆり映画祭2013のプログラム≫
今年度の映画祭は、「映画は人生を変える?」がテーマです。急速に進む技術革新の中で映画のあり方も変化しています。映画は貴重な情報源であり、娯楽の王様であった時代から、今はコンパクトに携帯できる身近な楽しみになりました。多様化するあり方から、あらためて映画が私たちの人生に与える影響は?今年はイオンシネマでのオープニング上映を2日間に拡大し、「新百合ケ丘=映画の街」というイメージを打ち出したいと思います。今年も市民スタッフを中心としたプログラム委員会が作品選定、プログラム企画を行いますトークやシンポジウムなどを企画するとともに、恒例の「ジュニア映画制作ワークショップ」の作品発表会や、「活弁上映」「バリアフリー上映」「保育サービス」などを実施する予定です。上映作品と企画については、8月に最終決定します。

主催 NPO 法人 KAWASAKI アーツ
期間・会場 野外上映会 8 月 24 日(土) 会場:川崎市立麻生小学校 校庭
本祭 10 月 5 日(土) 〜 10 月 13 日(日) ※10 月 7 日休映
10月5日、6日イオンシネマ新百合ヶ丘(200席以上) 10月8日〜13日川崎市アートセンター
映画祭概要 ◇上映作品数:20 作程度 ◇ゲスト(昨年実績):36 名+1 団体 ◇予定入場者数:3000 人
◇野外上映:無料 本祭料金(予定):前売り 800 円/当日 1000 円
○公式 HP http://www.siff.jp/ 上映作品・イベント情報は、随時公式 HP にて発表します。
○公式 Twitter @k_siff ○FB:http://www.facebook.com/kawasakiShinyuriFilmFestival

執筆者

Yasuhiro Togawa