『AKIRA』、『スチームボーイ』の大友克洋による作品を筆頭に、日本のアニメーションを代表するトップクリエイターたちが結集したアニメーション映画『SHORT PEACE』。公開をいよいよ来週に控える中、一風変わった劇場プログラムの内容が明らかとなった。

『SHORT PEACE』は、大友監督の9年ぶりとなる新作アニメ『火要鎮』を筆頭に、『FREEDOM』の森田修平監督による『九十九』、『鉄コン筋クリート』の安藤裕章監督による『GAMBO』、ガンダムシリーズのメカデザイナーとして活躍するカトキハジメが初監督をつとめる『武器よさらば』、そして『アニマトリックス』の森本晃司によるオープニングアニメーションからなるオムニバスアニメ作品。

劇場プログラムはボックスに入っており、68ページとかなりボリュームのあるプログラム冊子と、『火要鎮』の絵巻物を彷彿させる蛇腹冊子の2冊が入っている。プログラム冊子には各監督のインタビューはもちろんのこと、プロデューサーのインタビューや、評論家であり『マイ・バック・ページ』など執筆活動も行う川本三郎、博物学・幻想文学研究家であり、TVのコメンテーターとしても活躍する荒俣宏などのコラム、各作品の絵コンテ紹介や劇中キーワード解説など、盛りだくさんの内容となっている。また、蛇腹冊子は大友監督の『火要鎮』本編映像そのままを再現したもので、全て広げると3m近いものになっており、日本をテーマにしている本作にふさわしいものとなっている。ファンならば手に入れておきたい必須アイテムだ。劇場プログラムは上映劇場にて\1500(税込)で販売される。

映画『SHORT PEACE』は7月20日(土)より全国ロードショー。

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執筆者

Yasuhiro Togawa