山田孝之×ピエール瀧×リリー・フランキーの個性溢れる最高のキャストでおくる映画
『凶悪』が、モントリオール世界映画祭(8月22日(木)〜9月2日(月)開催)のフォーカス・オン・ワールド・シネマ部門に正式出品されることが決定いたしました!

 死刑囚の告発をもとに、ジャーナリストが闇に葬られようとした殺人事件を暴き出し、犯人逮捕へと導いた顛末を綴った新潮45編集部編『凶悪 ーある死刑囚の告発ー』。この驚愕のベストセラー・ノンフィクションが個性溢れるキャストを迎え、満を持して映画化した本作は、人間が内に秘める心の闇へ切り込んだクライム・サスペンスとして完成しています。この重量級の人間ドラマを手かげたのは、世界映画祭での評価も高かった故・若松孝二の愛弟子・白石和彌監督。監督は、長編映画2作目にして初のモントリオール世界映画祭出品に。
 
 モントリオール世界映画祭 
1977年に開始されたカナダ最古の国際映画祭の1つで、毎年8月にケベック州のモントリオールで開催され、国際映画製作者連盟 (FIAPF)が公認するコンペティション形式の映画祭。本映画祭と同様に国際映画製作者連盟公認のトロント国際映画祭とは一線を画し、
商業作品ではなく文化や伝統に注目した作品が多く上映。2006年に奥田瑛二監督の「長い散歩」、2008年に滝田洋二郎監督の「おくりびと」がグランプリを受賞し、日本作品が高い注目を集めている。<フォーカス・オン・ワールド・シネマ部門>は、毎年「世界の注目すべき映画に焦点を当てる部門」として注目作品が出品されることで世界中から注目される。

【白石監督のコメント】
「モントリオール世界映画祭に招待されたことをとても嬉しく思います。日本で実在した事件を元としたこの映画が、海外でどうリアリティを持って見てくれるのか、とても興味があります。スクリーンの中で役者の皆さんがより一層躍動してくれることを期待しています。」

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=50978

執筆者

Yasuhiro Togawa