ァティ・アキン監督の最新作『トラブゾン狂騒曲〜小さな村の大きなゴミ騒動〜』の公開初日が決定致しました。
8月17日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー!となります。

本作は、ベルリン国際映画祭グランプリ『愛より強く』、カンヌ国際映画祭脚本賞『そして、私たちは愛に帰る』、ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞・ヤングシネマ賞をW受賞した『ソウル・キッチン』と、世界三大映画祭を30代にして制覇したファティ・アキン監督の最新ドキュメンタリー。

テーマは、彼のルーツであるトルコの小さな村の”ゴミ騒動“。ファティ・アキン監督が、故郷の現状を世界に訴えたいという一心で完成させた渾身の作品です。

緑豊かな美しい村にゴミ処理場を作る政府の役人vs反対する村の人々。
滑稽で愚かな人間たちの“罪”をユーモアに包んで訴えるエコロジカル・ドキュメンタリー!

トルコ北東部トラブゾン地域の小さな村チャンブルヌ。
『そして、私たちは愛に帰る』のラストシーンの舞台となったこの美しい村にゴミ処理場が建設されると知ったファティ・アキン監督は、その建設を阻止しようと無謀にも立ち上がる。

素人が見ても溢れてしまうとわかるほど、あまりにも「ずさん」過ぎる政府の計画。
そんな役人たちと住民とのやりとりは、真剣ながらも時にこっけいで、思わず笑ってしまう。
しかし、小さな村の“騒動”を観ているうちに、決して他人事ではないことに気づかされる。

中央の論理・利便が優先され、地方がそのしわ寄せを受ける構図は、いまの日本と同じ!?
足掛け5年に渡って完成させた、渾身のエコロジカル・ドキュメンタリー!

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執筆者

Yasuhiro Togawa