永作博美主演で贈る、11月9日(土)全国公開の映画『四十九日のレシピ』の、ポスタービジュアルが解禁となりました。

本作は、映画各賞を総ナメにした『八日目の蝉』以降初の映画主演となる永作博美の他、石橋蓮司、岡田将生、二階堂ふみ、原田泰造、淡路恵子など旬なキャストが集結してお届けする心温まる感動作です。
今回解禁致しますポスターは、ある日突然母を亡くし、そんな母から大切なことを聞きそびれた娘(永作博美)、そして妻を亡くし茫然自失の父(石橋蓮司)の親子が、さまざまな感情を胸に前を向いて佇んでいる、思いの詰まったビジュアルとなっております。

また、本作の主題歌『Aloha oe』を、シンガーソングライターの安藤裕子が担当することに決定いたしました。
劇中の“四十九日の大宴会”を繰り広げるシーンで、重要な役割を担うハワイアンを代表する鎮魂歌「アロハオエ」。
この曲に、安藤裕子が日本語詩を書き下ろし、本編を優しい歌声で包み込むように盛り上げています。
安藤が映画の主題歌を担当するのは、07年に公開された『自虐の詩』の主題歌「海原の月」以来6年ぶり。
また安藤裕子と永作博美のタッグは、06年に話題となった月桂冠のCM以来2度目。この再タッグにも大きな期待が集まっております。

安藤裕子コメント

アロハオエ。さよならも愛してるもこの一言で伝えられる。
今回この曲を歌って欲しいと言われた時、最初はとても戸惑いました。
ハワイアンなんて知らないんだもの。
ハワイアンバンドをやっていた父に思わず連絡してしまった。
だけど本編を見て、歌える。そう思いました。
毎日毎日、多くの人が大切な人を失い泣いている。そしてゆっくり前に進んで行く。
私だってそう。
だから歌えたんだと思います。
またいつかどっかで会えるんだろう。

タナダユキ監督コメント

初めてお会いした時の彼女は、青いニットを着ていて、そこからのぞく透き通る肌はとてもきれいだった。
茶目っ気と研ぎすまされた感性に、少女のような雰囲気を持ちながら、大人の女性の美しさを持った人だと思った。
映画の最後は「Aloha Oe」と決めていた。誰の声で“去り行く人に送る唄”を聴きたいか。
思い浮かんだのは、安藤裕子さんの透明感溢れる優しく甘く切ない歌声だった。
映画を作ることは、簡単には行かない。色々なことがある。
出来上がった「Aloha Oe」を聴いた時、全てが報われた気がした。
儚げなのに力強い奇跡のような歌声。
それは映画という枠すら超えて、より多くの人に届いて欲しいと願わずにはいられない、
“安藤裕子にしか唄えない”Aloha Oeだった。

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執筆者

Yasuhiro Togawa