8 月 9 日公開のハリウッド超大作『パシフィック・リム』。
本作は太平洋(パシフィック)の深海から突如出現し、地球を絶滅の危機に陥れる未知なる“KAIJU”と、人類の英知を結集し生み出された人型巨大兵器“イェーガー”との壮絶な戦いを、ハリウッド最先端のVFXを駆使して描いたSFスペクタクル超大作。世界中で熱狂的な支持を集めるギレルモ・デル・トロ(『パンズ・ラビリンス』『ヘルボーイ』シリーズ)が監督を務めた渾身の作品。

メキシコ出身で、スパニッシュ文化圏からハリウッドに参戦した映画監督、ギレルモ・デル・トロ。
彼は当時無名の俳優を主演に抜擢し、世界的大ヒットとなった『ヘルボーイ』や、アカデミー賞をはじめ、世界中の映画賞を受賞した傑作『パンズラビリンス』などで、ハリウッドの一流監督となった彼が作りだす唯一無二の映像世界は、世界中で多くの熱狂的ファンを生み続け、その動向が最も注目されるハリウッド監督の一人である。
そんなギレルモ監督は自他ともに認める<ハリウッドNo1の日本オタク>としても知られており、メキシコで過ごした幼少期に、テレビを通じて日本のアニメや特撮作品本編に慣れ親しみ、世界で一番影響を受けたクリエイターは宮崎駿と語り、押井守や大友克洋、高畑勲、樋口真嗣など多くの日本人クリエイター達との親交も深い。
そんなギレルモ監督が日本へのリスペクトを込めて手がけた本作が遂に完成し、先頃日本でも完成披露試写会が行われ、一足早く本作を観た著名人からの熱狂的なコメントが到着した。

主人公が巨大な人型ロボットに乗り込んで操縦するという、現代の“巨大ロボットアニメ”と呼ばれる分野の先駆けとも言われる永井豪氏が手がけた『マジンガーZ』。40 年以上に渡って世界中に愛され続けているだけでなく『機動戦士ガンダム』や『新世紀エヴァンゲリオン』等の起源にもなっており、巨大人型兵器“イェーガー”に乗り込み未知なる”KAIJU”との壮絶な闘いを描く本作もその DNA を引き継いでいる。
そんなロボットアニメ界の歴史のを作り上げた永井豪氏も本作を鑑賞し、「怪獣対巨大ロボットの激しいアクションに圧倒された。面白い!巨大ロボットは映画に向いていると実感した!!」とコメントを寄せており、ハリウッド最先端のVFX を駆使して描いた本作のアクション映像を大絶賛!
また、ゲームデザイナーの小島秀夫氏、アニメーターの貞本義行氏らからのコメントも続々到着。『パシフィック・リム』は、日本の名だたるクリエイターたちの心を鷲掴みにしている。

〈マンガ家 永井豪〉
怪獣対巨大ロボットの激しいアクションに圧倒された。
面白い!巨大ロボットは映画に向いていると実感した!!

〈『メタルギア』シリーズ監督 ゲームデザイナー小島秀夫〉
まさか、生きている間にこんな映画を、観賞できるとは思わなかった。
『2001年宇宙の旅』で宇宙を感じた時、『ジュラシック・パーク』で恐竜に触れた時、あの同じ感動がある。
子供の頃、夢中になったアニメや特撮映画、その大好きだった世界が、スクリーンの中に確固として存在する。
本作でデル・トロ監督は、誰も観たことがない巨大怪獣と巨大ロボットの勇姿を余すことなくぶつけてくる。
何よりも凄いのは、単なるリスペクト映画に留まらず、『娯楽映画』のこれからの夢を見せてくれるところだ。
『パシフィック・リム』こそ、僕らが待ち望んだ究極のオタク映画だ。
そう、日本人がこれを観なくてどうする?
さあ、太平洋(パシフィック)を渡って来たデル・トロ監督からの、崇高なるラブレターを受け取って欲しい。

〈アニメーター 漫画家 貞本義行〉
まさに、日本の特撮&アニメの?全部乗せ盛?といえる出来に大満腹!
スゲェー!!

〈ゲームデザイナー 上田文人〉
子どもの頃に観て、脳裏に焼き付いて離れない日本の特撮映画たち。
それから幾年月、記憶の中で過剰に熟成されたイメージすら上回る戦闘シーンがそこにありました。

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執筆者

Yasuhiro Togawa