このたび、自主製作映画、『かしこい狗は、吠えずに笑う』(監督:渡部亮平)のアンコール上映が決定し、より多くの皆様にご覧いただける運びとなりました。

 この作品は、2012年、福岡インディペンデント映画祭、ぴあフィルムフェスティバル、TAMANWEWAVE等、名だたる映画祭で数々の賞を頂き、海外での正式上映も続く、話題の映画として高い評価をいただいてきました。
 その反響を受け、満を持して6月22日(土)より、東京・渋谷のミニシアター、オーディトリウムで1週間上映したレイトショーには、私どもの予想を大きく上回るお客様にご来場いただきました。連日、開演前からチケットを整理券と引き換えるお客様で込み合い、補助席でご覧いただいたお客様、満席のためやむを得ずお帰りいただくお客様を出すこととなり、最終日まで超満員のお客様は途絶えることはありませんでした。

 特筆すべきは、近年の観客の高齢化が懸念されるミニシアターではなかなか観ることのできない若い客層です。実に6〜7割りが20代の方でした。それも自主上映を見慣れているような、マニアック、熱烈な映画ファンではなく、ごく普通の若者、学生が多かったことは大変喜ばしい事でした。
 上映後のトークショーでは、夜遅くにも関らず、殆どのお客様が残って下さいました。
日替わりで多彩なゲストをお招きし、監督と主演女優共々、笑いの絶えない、時に胸の熱くなるような盛りだくさんのお話しに、渋谷の若者が熱心に耳を傾ける姿を見ることができました。私どもは当初から配給会社や宣伝会社に頼らず、自分達の手で上映会を行い、「たくさんの人に観て欲しい」という思いで上映の準備を進めてまいりました。その願いが叶い、若い世代がすっぽりと抜け落ちているミニシアターの現状に一石を投じる事ができたのは、ひとえにこの映画の力、そして映画を応援して下さる多くの方々のお陰と感謝致しております。

アンコール上映は8月3日〜9日、同じオーディトリウム渋谷にて、今度はお時間が18時50分からと、大変観やすくなっております。今回、満員でご鑑賞頂けなかった方、日程や時間が合わず、断念された方、上映が終了して初めてご興味を持たれた方、ぜひともこの機会にお足を運んで頂ければと思います。 

■8/3(土)より、オーディトリウム渋谷にて、1週間アンコールイブニングショー!
 自主製作映画『かしこい狗は、吠えずに笑う』上映

上映スケジュール
8月3日(土)から9日(金)まで1週間限定
連日18時50分より一回上映
※初日監督、主演女優舞台挨拶あり
※期間中はアフタートーク(ゲストあり)も予定しております
(詳細は後日公式サイトにて発表)

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執筆者

Yasuhiro Togawa