この度、『俺俺』(英題:IT’S ME, IT’S ME)のアメリカ・ニューヨークでの公開が決定した!Cinema Villageというニューヨークのカルチャー発信地であるグリニッジビレッジにある劇場にて11月6日の公開となる。この公開決定にあたり、Cinema Villageのオーナーであるニコラス・ニコラウ氏からは「この度『俺俺』をここニューヨークでアメリカの三木聡監督、亀梨和也さんのファンに公開できることを光栄に思います。この北米公開が作品の国際的な評価と展開に繋がることを望んでいます。」と期待を寄せるコメントが届いた。 

  Cinema Villageは昨年のカンヌ映画祭出品作品で国際的に配給が決まっている『わたしはロランス』を上映するなど発信力のある劇場で、日本映画では北米で大ヒットとなった邦画である『十三人の刺客』を公開したことがあり、今回の『俺俺』上映は世界的に評価の高い三池崇史監督作品に次ぐ快挙となった。

さらにこの北米を含む世界33ヶ国での配給が決定!5月25日(土)の初日舞台挨拶では、台湾、シンガポール、ロシアで公開されることが発表され主演の亀梨は「めちゃくちゃ嬉しい!この映画が色んな国で増殖してくれたらありがたいですし、こうなったら33ヶ国目指したいです!」と豪語していたことが見事現実となった。今回の「33ヶ国配給決定」を受け主演の亀梨和也と三木聡監督から感激の声が届いた。

≪亀梨和也 コメント≫
33ヶ国での配給決定、舞台挨拶で言葉にしたことが実現し、非常に感激しております。公開される33ヶ国の中には行ったことがない国がたくさんありますが、自分より先に、出演している映画が海に渡るのが感慨深いです。改めて映画というものの持っている力を感じました。ニューヨークでの公開についても大好きな街で、かつエンターテイメントの本場でどう受け止められるか楽しみです。機会があれば、俺も33ヶ国に行きたいです。

≪三木聡監督 コメント≫
偶然なのか意図なのか?33人の俺が増殖して33ヶ国で配給が決まったと言う話。この一筋縄では行かない映画が世界各国の皆さんに御覧頂く機会を持つこと、大変喜ばしい次第です。果たしてどんな反応があるのか?ニューヨークの人とエストニアの人の笑う箇所に違いがあるのか?やっぱりその反応を全ての国で見てみたいと言うのが監督の本音です。

 配給が決定したのは、台湾、シンガポール、ロシア以外に、新たにアメリカ、カナダ、マレーシア、インドネシア、アルメニア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、ジョージア、カザフスタン、キリギスタン、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン、モルドヴァ、ウクライナ、エストニア、ラトビア、リトアニア、ボリビア、コロンビア、エクアドル、ペルー、アルゼンチン、ブラジル、ウルグアイ、パラグアイ、ベネズエラ、チリ、ガイアナ、スリナムで劇場公開、DVD発売、VOD配信を含め33ヶ国での配給が決定。そしてその他、イギリス、フランス、オーストラリア、香港での配給も引き続き交渉中だ。近々での上映は、台湾で8月23日に劇場公開となるのを初め、ロシア、シンガポールで今夏、ニューヨークで11/6の劇場公開を予定している。

 また、アメリカでは7月に【NYアジアフィルムフェスティバル】、【モントリオール ファンタジア映画祭】の2つの映画祭での上映も決定!モントリオール ファンタジア映画祭には、三木聡監督の登壇も決定しており、発売前からチケット取得に関する問い合わせが映画祭事務局に殺到しているという。『俺俺』が世界で更なる旋風を巻き起こすのは間違いなさそうだ。

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執筆者

Yasuhiro Togawa