この夏、松竹配給にて、ハリウッドが壮大なスケールで描く歴史サスペンス超大作『終戦のエンペラー』が公開となります。

この度、本作で象徴的な存在として描かれているダグラス・マッカーサーを演じたハリウッド一の日本通、トミー・リー・ジョーンズの来日が決定いたしました!

撮影時のインタビューで「日本文化や日本の人々は本当に美しい。日本へ行く準備はいつでも出来ているよ、第2の故郷だからね。」そう語っていたトミーが、主演のマシュー・フォックス、監督のピーター・ウェーバーらと来日します。

今回の来日では、あの世紀の会見が行われたアメリカ大使館を訪れる予定。

劇中でもマッカーサーと昭和天皇が初対面する重要なシーンとして描かれているアメリカ大使館では、ルース在日米国大使と会談を行うほか、記者会見も予定しています。また「10年来の歌舞伎ファンで、片岡孝太郎と共演できたことはこの映画のハイライトだった。」と語るほどの歌舞伎通でもあるトミー・リー・ジョーンズは、4月に新開場した歌舞伎座に念願の訪問を果たします。

彼が軍服に身を包み、印象的なコーンパイプを悠然とふかすその姿は、まさにマッカーサー元帥そのもの。そこには缶コーヒーのCMでいつも見ているあのコミカルな姿はなく、静かな、しかし並はずれたカリスマ性を放つキャラクターを演じ切っています。

【来日ゲスト(予定)】

トミー・リー・ジョーンズ(66)
マシュー・フォックス(46)
ピーター・ウェーバー(53)

【トミー・リー・ジョーンズコメント】

今回この役を受けた理由は、脚本や題材が気に入ったからなんだ。
日本とアメリカの関係について描いた作品だったからね。
そして何よりマッカーサー元帥に興味があったからだ。
半世紀以上にもわたって人々を魅了してきた人物だ、歴史上で偉大な功績を残した人物に興味を抱かないはずがないよ。

日本の、特に歌舞伎のファンになったきっかけは、大学の英文学部のドラマの歴史のクラスを取った時だと思う。
コースの一部だったんだ。
そして、ドローイングや絵や、それらの形式にすごく夢中になった。
その後大学で取った「世界のシアター」のクラスで歌舞伎や、19世紀の歌舞伎役者を描いた素敵なカラーの木版画の勉強をしてから、さらに日本に注目するようになったんだ。
それは、さらなる木版画の勉強へとつながっていった。
今はヨシトシ(月岡芳年)の「月百姿」を集めることをしていて、完全なセットを集めようとしているんだ。

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執筆者

Yasuhiro Togawa