この度、ペネロペ・クルスとエミール・ハーシュの初共演が話題となっている「TWICE BORN」が、『ある愛へと続く旅』の邦題で今秋日本公開となることが決定いたしましたので、お知らせいたします。

本作では、主人公ジェンマ役のペネロペ・クルスが、初々しい女子大生時代から高校生の息子と向き合う母親までの女性としての長い年月を、老けメイクも厭わず演じたその驚くべきリアリティが早くから話題を呼んでいます。恋する女性の笑顔、愛する人を失った悲しみ、真実に向き合いもう一度深い愛を知った時の涙…観る者を共感させずにはいられないその演技に誰もが驚嘆間違いなしです!夫を演じたのは『イントゥ・ザ・ワイルド』で鮮烈な印象を残した若き演技派エミール・ハーシュ。正義感と優しさにあふれるカメラマン、ディエゴを演じて新たなキャリアを築きました。

監督は世界中で絶賛を受けた『赤いアモーレ』以来、ペネロペとの二度目のタッグを組むセルジオ・カステリット。原作(「VENUTO AL MONDO」)は、監督の妻でもあるベストセラー作家マルガレート・マッツァンティーニによる小説で、2009年にイタリアでカンピエッロ賞を受賞し、世界35ケ国で翻訳されその感動が広がりました。本作は、まだ記憶に新しい激動のヨーロッパを背景に、男と女の普遍的な愛、母性や父性といった人間としての愛の深さを緻密に描写し、決して忘れることの出来ない、この秋最も深い愛の物語の誕生となりました。

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執筆者

Yasuhiro Togawa