9月6日(金)より公開となります、スティーヴン・ソダーバーグ監督最後の劇場作品『サイド・エフェクト』(プレシディオ配給)。この度、本作の初映像素材となります予告編が到着し、併せてポスタービジュアルが解禁。

一粒の薬の副作用が巻き起こした殺人、というセンセーショナルな事件の裏側に仕組まれた陰謀を予感させるストーリーと、ジュード・ロウ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、チャニング・テイタム、ルーニー・マーラという豪華キャスト達の演技合戦による男と女の心理ゲームは圧巻の一言です。果たして事件の真相は明らかとなるのか、物語の行方に期待が高まる映像とビジュアルとなっております。クリエイティブに厳しいことで有名なソダーバーグが、ポスター、予告ともに異例の一発OKを出した、お墨付きの素材です。

『サイド・エフェクト』予告編
予告編::http://youtu.be/gMZVIf23ITM

スティーヴン・ソダーバーグは26歳のとき、『セックスと嘘とビデオテープ』で史上最年少パルム・ドールを受賞。37歳、『トラフィック』でアカデミー賞監督賞を受賞。その翌年、『オーシャンズ11』で世界中にその名を知られることとなった。50歳、最後の劇場映画として彼が選んだのは、薬物社会を舞台に描く、男と女の心理サスペンス。主人公バンクスを演じるのは、『コンテイジョン』でもソダーバーグと組んだジュード・ロウ。誠実なファミリーマンでありながらミステリアスな女性患者に魅せられていく精神科医の葛藤を迫真の演技で表現している。バンクスを惑わすエミリーに扮するのは、デヴィッド・フィンチャー監督作品『ドラゴン・タトゥーの女』のリスベット役が記憶に新しいルーニー・マーラ。その可憐なルックスに似合わぬ劇中の大胆な振る舞いは、あらゆる観客を虜にするほどの無防備な魔性を放っている。マーラと艶やかさを競うオスカー女優キャサリン・ゼタ=ジョーンズが思わせぶりに演じる女医シーバートは、バンクスの敵か味方か。そして、ハリウッドの主演大作が若手スターチャニング・テイタムという、最後を飾るにふさわしい豪華キャストが集結した。ひねりの効いた筋立てと緊張感に、ヒッチコックの現代版と、ベルリン国際映画祭で大喝采を浴びた。ソダーバーグの最後のメッセージとは?

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=51552

執筆者

Yasuhiro Togawa