『AKIRA』、『スチームボーイ』の大友克洋による作品を筆頭に、日本のアニメーションを代表するトップクリエイターたちが結集したアニメーション映画『SHORT PEACE』。浦沢直樹、安彦良和、細田守の3人から、本作を絶賛するコメントが寄せられた。

代表作「MONSTER」が今夏話題のSFアクション超大作『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロ監督によってTVドラマ化されるなど、海外でも絶大な人気を誇る浦沢直樹。彼は大友克洋の初の短編集「ショート・ピース」を、影響を受けた作品の一つとして挙げるなど、大友の遺伝子を受け継ぐ一人だ。「機動戦士ガンダム」でキャラクターデザイン・作画監督を務めた安彦良和は、当時のアニメーションブームの一時代を築き、四半世紀以上経った今なおアニメーション界に影響を与え続ける先駆者。彼の初監督作品で大友がゲストキャラを提供しているなど、昔からつながりも深い。細田守は『おおかみこどもの雨と雪』『サマーウォーズ』など常に新作が期待され、海外でも高い評価を得ている。今年2月に行われた毎日映画コンクールの授賞式で「『火要鎮』は今までのアニメーションでなかったことを実現させた」と熱弁し、大友は「次世代を引っ張っていく人」と讃えるなど、互いを認め合う仲だ。
世界に誇るクリエイター達の称賛の声から、『SHORT PEACE』に対する期待度の高さがうかがえる。

浦沢直樹
1979年、大友さんの「ショートピース」という単行本は僕に火をつけた。2013年「ショートピース」という映画が世界中に火をつける。まさに「火要鎮」ですね。     

安彦良和
これは「大友一家の殴り込み」だな。アニメ界への、そして世界への。

細田守
豪華絢爛な挑戦の数々に圧倒され、まばたきする暇もありません。
大友克洋監督に、改めて深い敬意を抱きます。      

映画『SHORT PEACE』は7月20日(土)より全国ロードショー。

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執筆者

Yasuhiro Togawa