1988年公開の『火垂るの墓』『となりのトトロ』から25年。高畑勲監督と宮崎駿監督、両監督の作品が公開される奇跡のジブリイヤーがいよいよ始動します。

 この度、7月20日公開の『風立ちぬ』、今秋公開の「かぐや姫の物語」と、今年2作品連続でスタジオジブリが作品を公開することに先駆け、1984年公開の『風の谷のナウシカ』から全21作品のキャラクターが描かれた巨大壁画を全国26カ所のイオンシネマ(7/1より名称変更。現ワーナー・マイカル)に7月1日より掲示することが決定いたしました。一枚の絵にキャラクターが勢ぞろいしているものはジブリとしても初の試みです!

約30年にわたるジブリ作品のキャラクターや名シーンが、最も大きい壁画のある「鈴鹿」では、縦3.8メートル、幅26メートルにわたり鮮やかに蘇ります。
 また、これを記念して掲示初日の7月1日(月)、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーをお迎えして新装イオンシネマ浦和美園で除幕式を行うことも決定!
(※浦和美園に登場する壁画のサイズは、縦横20.4×40.8メートル。)

「各キャラクターの下に年号がはいっているので、その頃自分は何をしていたのか、だれとその作品を見たのか、
 映画館で映画を見ながらそんな話をするきっかけになってくれたら嬉しいです。」とスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーがコメントしているように、映画館に足を運ぶ楽しみが増えるデザインとなっております。
※劇場によって掲示するシーニックのサイズは異なります。
※ワーナー・マイカルは、イオンシネマズと統合し、7月1日から、社名を「イオンエンターテイメント株式会社」、劇場名を「イオンシネマ」となります。

<鈴木敏夫プロデューサー コメント>
宣伝キャラバンという全国5大都市を巡りながら各劇場の館主さんにお集まりいただいた場で作品の紹介をする宣伝プロモーション活動があるのですが、僕はその時の空き時間に近くの劇場を見学させてもらうことにしています。
見学する劇場のほとんどがシネコン、綺麗で整頓されて統一されている場所です。僕は昔の映画館の猥雑さというか混沌とした雰囲気が好きで、変わっていく映画館を見ながら少しさびしさを覚えていました。かつての映画館というのは古い作品のポスターやキャラクターが飾られていてごちゃごちゃしていたものです。
そんな時にWMCさんを見学することになり、ジブリのキャラクターを並べてもらえたらそんな古い映画館の面影を再現できるような気がしました。全国のWMCの館主さんに会うたびに「そんな風に飾れたらいいよね」と話をしていたところ、このような形でお話をまとめていただくことができました。

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執筆者

Yasuhiro Togawa