緑豊かな美しい村にゴミ処理場を作る政府の役人vs反対する村の人々。
滑稽で愚かな人間たちの“罪”をユーモアに包んで訴えるエコロジカル・ドキュメンタリー!

トルコ北東部トラブゾン地域の小さな村チャンブルヌ。
カンヌ国際映画祭脚本賞を受賞した『そして、私たちは愛に帰る』のラストシーンの舞台となったこの美しい村にゴミ処理場が建設されると知ったファティ・アキン監督は、その建設を阻止しようと無謀にも立ち上がる。

ビニールシートで土への汚染を防ごうとしたり、素人が見ても溢れてしまうとわかるほど、小さな汚水処理槽を作ったり、あまりにも「ずさん」過ぎる政府の計画。
そんな役人たちと立ち向かう住民とのやりとりは、真剣ながらも時にこっけいで、思わず笑ってしまう。

しかし、遠い国トルコの小さな村の“騒動”を観ているうちに、決して他人事ではないことに気づかされる。
中央の論理・利便が優先され、地方がそのしわ寄せを受ける構図は、いまの日本と同じ!?

監督が足掛け5年に渡って完成させた、渾身のエコロジカル・ドキュメンタリー。

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執筆者

Yasuhiro Togawa