移り変わる日々のなか、無くなっていく「場所」と「記憶」の本質を優しい視線で描いた映画『ハーメルン』の公開が9月7日(土)に決定いたしました。

福島会津を舞台に、廃校となった学校で一人静かに暮らす年老いた元校長先生と、過疎が進むその村に暮らす人々の記憶を穏やかに優しく描きます。作品の舞台となるのは、日本の原風景とも言われる奥会津の昭和村。1場面1場面が、絵画のように美しく、ゆったりと流れる時間の中に紡がれる人々の記憶の物語は、まさに大人のファンタジーとも言えるでしょう。本作でメガホンをとったのは、「美式天然」で 第23回トリノ国際映画祭にて、史上初のグランプリ&最優秀観客賞のW受賞を果たし、その後も世界各国の映画祭に招かれ高い評価を得ている坪川拓史監督。主人公・野田を演じるのは実力派俳優、西島秀俊。野田を温かく見守る恩師の娘・リツコを日本の名女優、倍賞千恵子が演じます。

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa