トム・クルーズ主演最新作『オブリビオン』が5月31日(金)に日本で公開され、公開3日間で興行収入4億4370万円を記録し、トム・クルーズ主演作としては2011年12月16日公開の『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』以来、2年半ぶりにNo.1を獲得いたしましたので報告いたします。
『マイノリティ・リポート』を抜いて2週連続全世界興収No.1に輝いている本作は、全世界48か国ですでにNo.1を樹立、最終公開国であった日本でも大ヒットを記録し、まだまだトム・クルーズの勢いは止まりそうもありません!

本作は、エイリアンの攻撃によって全壊した地球を舞台に、たった一人残された男ジャックが、ある日、墜落した宇宙船で眠る美女ジュリアを発見することで、ジャック自身、そして地球の運命までも大きく動かすことになるエンターテイメント超大作。物語の後半では、ジュリアと織り成す切ないラブストーリーも展開され予想外の結末になだれ込んでいきます。
 
 感動的なストーリーと、予測不能な結末が公開前から話題を呼んだ本作は、通常のアクション・エンターテインメント作品の客層とは大きく異なり、劇場には朝早くから20代〜30代の女性が多く来場。夜の回には男女カップルが中心となったデートムービーとして、大いに劇場を賑わせていました。
 このヒットの要因のひとつとして、来日キャンペーンの展開が挙げられます。5月の初めに主演のトム・クルーズ、謎の美女ジュリア役のオルガ・キュリレンコ、そしてジョセフ・コシンスキー監督が来日。その際にトム・クルーズは「いまだかつて、ハリウッドスターでは達成したことのない特別なキャンペーン」として、日本のテレビ局主要5局へ自ら足を運ぶというかつてないプロモーション活動を達成しました。代表的な番組を上げると、「笑っていいとも」(5/7放送、フジテレビ)、「徹子の部屋」(5/30・31二日連続放映、テレビ朝日)、「NEWS ZERO」(5/31放送、日本テレビ)、「王様のブランチ」(6/1放送、TBS)などがあり、各局を代表するトーク番組への出演によって公開直前の放映が実現しました。
 
 公開3日間の興行収入で比較すると、コシンスキー監督前作の『トロン:レガシー』(10/12/17公開、最終興収20.97億円)の121.5%、トム・クルーズ主演前作『アウトロー』(13/2/1公開、最終興収11.19億円)の138.9%、オルガ・キュリレンコ出演作『007/慰めの報酬』(09/1/24公開、最終興収19.62億円)の111.4%となる、ハイアベレージを記録しており、最終興収20億円突破が射程圏内な成績での好発進となっております。 ※『007/慰めの報酬』は土曜日公開のため、土日2日間対比

■『オブリビオン』興行成績
・公開規模・・・全国345館365スクリーン
・興行収入・・・ 5/31(金) 人員: 78,133人 興収: 93,751,900円
       6 / 1(土) 人員:192,665人 興収:200,440,900円
       6 / 2(日) 人員:115,036人 興収:149,265,200円
       【金土日3日間累計】 人員:386,341人 興収:444,370,700円
       6 / 3(月) 人員: 46,535人 興収: 55,673,000円
       【金〜月4日間累計】 人員:432,882人 興収:500,051,500円

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執筆者

Yasuhiro Togawa