『モンサントの不自然な食べもの』の異例のロングラン・ヒットの反響を受け、公開を決定したドキュメンタリー映画『世界が食べられなくなる日』。テーマは”遺伝子組み換え食品”と”原発”。二つの20世紀に生まれたテクノロジーの実態を鋭く描いた問題作が6/8より渋谷アップリンクで公開となります。それを公開を記念して、さらに”食”について興味を深めてもらおうと、”食”のドキュメンタリーを11本集めた『食べもの映画祭』を同劇場にて開催することになりました。『世界が食べられなくなる日』を中心に、さまざまな切り口で毎日口にする”食べもの”をテーマにしたドキュメンタリーを11本ご覧いただけます。食品表示にない”食べもの”について、映画を通して知りましょう!

【上映作品】
●『世界が食べられなくなる日』
原発と遺伝子組み換え〜いのちの根幹を脅かす二つの技術。
遺伝子組み換え食品を食べ続けるとどうなるのか!?フランスで極秘に行われた研究に密着取材。

2009年、フランスである実験が極秘に進められていた。遺伝子組み換えトウモロコシを2年間にわたり、ラットに与えた場合、体にどんな影響が起こるのか?カーン大学のセラリーニ博士が行ったこの実験は、フランス、EUだけでなく世界中に大きな波紋を投げかけた。
(2012年/フランス/118分/原題:Tous Cobayes?)
監督:ジャン=ポール・ジョー
製作:ベアトリス・カミュラ・ジョー
ナレーション:フィリップ・トレトン
パーカッション:ドゥドゥ・ニジャエ・ローズ

●『モンサントの不自然な食べもの』★遺伝子組み換えについてもっと知ろう
食糧市場を支配する、脅威の多国籍企業「モンサント」の実態を追ったドキュメンタリー映画。遺伝子組み換え作物の世界シェア90%を誇り、金融不況の中、成長を続ける多国籍企業「モンサント社」。クリーンなイメージを打ち出す裏の姿をカメラは追う。
(2008年/フランス、カナダ、ドイツ/108分)
監督:マリー=モニク・ロバン
配給・宣伝:アップリンク

●『フード・インク』★食の安全とグローバリゼーション
普段口にしている食べ物の生産過程を追う中で、大量消費と大量生産の時代に農業や畜産業が巨大な生産工場と化した現実や、食の市場を牛耳る企業の実態を浮き彫りにする。
(2009年/アメリカ/94分)
監督:ロバート・ケナー
提供:メダリオンメディア
協力:カフェグルーヴ 
配給:アンプラグド

●『ありあまるごちそう』★食の安全とグローバリゼーション
徹底した利益追求とコスト削減主義から生まれた流通のグローバル化の影響を受けた食の分野において、需要と供給のバランスを大きく崩して貧富の差が拡大している現実を追ったドキュメンタリー。
(2005年/オーストラリア/96分)
監督:エルヴィン・ヴァーゲンホーファー 
出演:ジャン・ジグレール、ピーター・ブラベック、カール・オトロック
提供:メダリオンメディア
協力:カフェグルーヴ 
配給:アンプラグド

●『PLANEAT』★食の安全とグローバリゼーション
健康的で、環境に優しい食とは?その答えを追い続ける、3人の男の人生をかけた研究を紹介するドキュメンタリー映画。食生活とガンの創刊関係を発見したColin Campbell博士、心臓病の患者を食事療法で治療するCaldwell Esselstyn博士の事例、さらにGidon Eshel教授は、私たちの食の選択が、地球温暖化、低酸素海域の発生など、地球環境に影響があることを指摘します。さらに、映画には人気ベジタリアンレストランのシェフや、素晴らしい料理の数々が登場し、菜食ライフスタイルが人と地球に優しいだけでなく、美味しく楽しいものであることも感じることができる。
(2010/イギリス/72分)
監督:Or Shlomi,Shelley Lee Davies

●『セヴァンの地球のなおし方』★『世界が食べられなくなる日、ジャン=ポール・ジョー監督作品
「どうやってなおすかわからないものを、壊し続けるのはもうやめてください」。1992年、リオデジャネイロで開催された地球サミットで、12歳の少女セヴァン・スズキは大人たちに環境破壊を止めるよう訴えかけた。そして現代、セヴァンが今の世界に伝えたいこと、そして彼女の声に呼応するかのように、日本とフランスで傷ついた地球と向き合い続ける人々の姿を追ったドキュメンタリー。
(2010年/フランス/115分)
監督:ジャン=ポール・ジョー
プロデューサー:ベアトリス・カミュラ・ジョー
出演:セヴァン・スズキ、ハイダグワイの人びと、古野隆雄、福井県池田町の人びと、バルジャック村の人びと、ポワトゥーシャラントの人びと、コルシカ島の人びと、オンディーヌ・エリオット、ニコラ・ウロ、ピエール・ラビ、他
配給・宣伝:アップリンク

●『未来の食卓』
食卓から始まった小さな奇跡が、人々の幸せを紡いでいく。南フランス・バルジャック村の1年間を描きオーガニックブームを巻き起こしたドキュメンタリー。
(2008年/フランス/112分)
監督:ジャン=ポール・ジョー
音楽:ガブリエル・ヤレド
配給・宣伝:アップリンク
公式サイト:『未来の食卓』

●『ブルー・ゴールド 狙われた水の真実』★食の安全とグローバリゼーション
世界で起きている様々な”水戦争”の現状を追ったドキュメンタリー。20世紀が”石油戦争”の時代だとしたら、21世紀は”水戦争”の時代になると言われている。
(2008年/アメリカ/90分)
監督:サム・ボッゾ
配給:アップリンク

●『よみがえりのレシピ』★日本の農業
在来作物は何十年、何百年という世代を超え、味、香り、手触り、さらに栽培方法、調理方法を現代にありありと伝える「生きた文化財」である。
しかし高度経済成長の時代、大量生産、大量消費に適応できず、忘れ去られてしまった。社会の価値観が多様化する現代に、足並みを合わせるように在来作物は、貴重な地域資源として見直されている。在来作物を知ることは、食と農業の豊かな関係を知ることにつながる。地域に在来作物がよみがえり、継承されていく姿は、豊かな食を味わい、楽しむ姿であり、地域社会の人の絆を深め、創造する姿である。この動きを日本全国、さらには世界中で起きている食や農業の問題への処方箋(レシピ)として、伝えていきたい。
(2011年/日本/95分)
監督:渡辺智史
撮影:堀田泰寛、渡辺智史
現場録音:佐藤広一、高橋伸輔
編集:渡辺智史
音楽:鈴木治行
プロデューサー:高橋卓也

●『ファン・デグォンのLife is Peace』★ナマケモノクラブ スロー・シネマ・カフェ最新作!!
無実のスパイ容疑で逮捕、拷問を受け、無期懲役囚として13年2カ月を独房で過ごした環境哲学者、ファン・デグォンさん。運動場の片隅に生えていた小さな野草との出会いから独自のエコロジー思想を編み出したファンさんが語る「生命平和」とは?
(2013年/日本/75分)
撮影・編集:本田茂 
タイトルデザイン:上野宗則
ディレクター:辻信一、本田茂
プロデューサー:馬場直子
出演:ファン・デグォン、辻信一
音楽:Yae、松谷冬太、Siwa、カクマクシャカ、カクマクシャカ×Shing02、すべりだい、遠藤律子
企画・製作:ナマケモノ倶楽部

●『パーシー・シュマイザー モンサントとたたかう』★遺伝子組み換えについてもっと知ろう
カナダの農民パーシー・シュマイザーの菜種畑は、1997年、風で飛ばされてきた遺伝子組み換え種子によって汚染された。企業を相手に闘う姿を追ったドキュメンタリー。
(2009年/ドイツ/65分)
監督:ベルトラム・フェアハーク
日本語版製作:小林大木企画

●『Life running out of Control 暴走する生命』★遺伝子組み換えについてもっと知ろう
巨大多国籍企業は、あらゆる分野の遺伝子に注目し、これに特許をとり、特許製品を開発してきた。農産物、家畜、魚、医薬品・・・。遺伝子組み換えと生命の支配を問うドキュメンタリー。
(2004年/ドイツ/60分)
監督:ベルトラム・フェアハーク、ガブリエル・クリューバー
日本語版製作:小林大木企画

【料金】¥1,000 
※ただし『モンサントの不自然な食べもの』のみ一般¥1,500/学生¥1,300(平日学割¥1,000)/シニア・UPLINK会員¥1,000

【場所】渋谷アップリンク
〒150-0042東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1.2階

【お客様お問い合わせ先】
factory:03-6825-5502

【食べもの映画祭特集ページ】
http://www.uplink.co.jp/movie/2013/12323

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa