トニー・レオンとウォン・カーウァイ監督が7度のタッグを組んだ、待望の最新作『グランド・マスター』(5月31日公開)。永遠のアクション・スターであるブルース・リーのただ一人の師匠イップ・マンを演じた、トニー・レオンと、監督のウォン・カーウァイが来日することが決定した。トニーは、2009年『レッドクリフ Part II ─未来への最終決戦─』での来日以来、約4年ぶりの来日となる。

本作は、激動の20世紀初頭、時代に抗い、運命を切り開こうとしたグランド・マスターたちの愛と宿命の闘いを、壮絶なアクションと想像を超えた映像美で描いたエンターテインメント超大作。ウォン・カーウァイ監督が構想17年にも及ぶ年月をかけ製作にあたり、アジアから世界のトップスターに上りつめた、トニー・レオンとチャン・ツィイー、さらに彼らをも威圧する鋭利な存在感を放つチャン・チェンが、4年間に及ぶトレーニングに身も心も捧げて本格的な武術を披露している。

トニー演じるイップ・マンは、中国南部の佛山の良家の出身で、知性と教養に溢れた実在の人物。1950年代に中国本土から香港へと移り、詠春拳と呼ばれる武術を教える。ブルース・リーはその弟子のひとり。トニーは、47歳で初めて武術を習うという過酷な状況で、2度の骨折をしながらも、人はどのように武術家になっていくのか、心と身体で理解した上で、イップ・マンを演じている。

公開に向けてトニーから、「『グランド・マスター』は日本で間もなく公開されます。日本でお会いできるのを楽しみにしています」とコメントが届いた。「20年間一緒に働いてきた仕事仲間であり、友人」とトニーが語る通り、監督とは長きにわたっての信頼関係を築き上げきた。二人がそろった姿を日本で見られるのは、2000年『花様年華』での来日以来、約13年ぶり!5月30日(木)に行われるプレミア試写に出席予定。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=50715

執筆者

Yasuhiro Togawa