2009 年 8 月 30 日に行われた衆議院議員選挙は、民主党が自民党に大勝し、政権交代を実現した歴史的な選挙となりました。前回の選挙で新党大地を立ち上げ、ムネオ疑惑を越えて衆議院議員に返り咲いた鈴木宗男。しかし、東京地裁で「あっせん収賄罪」の有罪が確定し、最高裁が上告を棄却すれば、すぐにでも懲役1年5ヶ月の実刑で収監されてしまう、不安定な立場にありました。

収監後も国政への命脈を保つには、新党大地の現状1議席から2議席に伸ばす必要がありました。そこでタレントで車椅子の元郵政大臣・八代英太を副代表に任命し、盟友・松山千春や佐藤優らの応援を得て、鈴木宗男の崖っぷち選挙戦がはじまります。民主党や連合と「選挙協力」を取り付けますが、政権交代の突風は鈴木宗男をも飲み込んでいきます。その2週間の戦いに密着したビデオカメラがあった…。
日本映画史上初めて(?)現役国会議員の衆院選挙のウラ側を描いた「衆院選ドキュメンタリー」の登場です。

予告編::http://www.youtube.com/watch?v=8TuHM50pkQE

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執筆者

Yasuhiro Togawa