「月刊チャンピオンRED」と「週刊少年チャンピオン」(ともに秋田書店)で連載されていた中山昌亮のオムニバスホラーコミック「不安の種」。独特なタッチの画とインパクトのある怪異描写で今なおカルト的な人気を誇るこの漫画が、実写映画化、7月に劇場公開されることが決定した!物語は、ある街で起こったバイク事故をきっかけに、街に潜む怪異現象が次々と露わになるところから始まる。

監督・脚本を担当したのは、『放送禁止』シリーズの鬼才・長江俊和。原作の怪異エピソードを巧妙にまとめ上げ、一つの物語にした手腕は見事である。主演は2009年第30回ヨコハマ映画祭で最優秀新人賞(『きみの友だち』)を受賞し、『ゆめのかよいじ』『Heart Beat』など、話題作への主演が決まっている石橋杏奈。怪異のモノを見る能力を持った二面性のある少女・陽子を熱演している。その他、物語のキーとなる青年役に『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの若手実力派・須賀健太、『悪の教典』の浅香航大が抜擢された。ベテランの津田寛治、作家・岩井志麻子など脇を固める役者陣も豪華だ。
観終わった後も尾を引く恐さで“不安の種”を残す、最恐ホラー映画をご覧あれ!

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執筆者

Yasuhiro Togawa