6月8日に渋谷アップリンクにて公開になる『世界が食べられなくなる日』の公開に先駆けて、現在話題となっているTPP交渉参加について、フェアトレード団体と共に、「脱資本主義宣言」の作家鶴見済さんと共に、その参加がどのような影響を日本、及び、アジア各国に影響を与えるのかを語るトークイベントと共に、先行上映が決定いたしました。

【イベントタイトル】
世界フェアトレード・デーに考える
未来を生きるために知っておきたいTPPのこと

【イベント概要】
●日時:5月11日(土)19:00上映開始(21:00からトーク開始)
●料金:¥1,500
●会場:東京都渋谷区宇田川町37-18 UPLINK FACTORY(1F)

5月の第2土曜日は、世界フェアトレード・デー。今年は、6月8日公開の『世界が食べられなくなる日』の先行上映が決定!アフタートークでは、グローバリゼーションや歪んだ自由貿易の仕組みへの対抗軸として、ローカリゼーションや作り手との顔の見える関係を重視したフェアトレードに取り組んできた人たちと一緒にTPP(環太平洋パートナーシップ協定)で、私たちの暮らしはどうなるのか? 世界の環境問題や人権状況にどんな影響が出てくるのか? を考えます。

【トークゲスト】
テーマ「フェアトレードの現場からTPPを考える」
・鈴木隆二さん(ぐらするーつ代表)
・吉澤真満子さん(NPO法人APLA事務局長)
・鶴見済さん(フリーライター /『脱資本主義宣言』著者)

共催:オルター・トレード・ジャパン、ぐらするーつ、スローウォーターカフェ、APLA、TPPに反対する人々の運動、UPLINK

【上映作品】
世界が食べられなくなる日

異例のロングランヒットを記録した『モンサントの不自然な食べもの』に続く、
遺伝子組み換え食品の実態を追ったドキュメンタリー第2弾!(アップリンク配給)

世界で初めて、長期的な遺伝子組み換え作物の影響を調べた実験にカメラが密着取材!
2009年、フランスである実験が極秘に進められていた。ラットの一生(2年間)に“遺伝子組み換えトウモロコシを与え続ける”と、どんな影響が起こるのか? 長年の疑問の答えが今明かされる。現在、市場を流通している遺伝子組み換え食品の安全基準は、製品メーカーによる3か月以内の研究結果をもとにしている。ラットの寿命である2年という、長期にわたって遺伝子組み換え食品を食べた場合の影響については触れられていない。
分子生物学者・セラリーニ教授が行った「世界的に重要な実験」はフランスをはじめ、EUだけでなく世界中に大きな波紋を投げかけている。その研究結果にカメラは密着取材。

原発と遺伝子組み換え〜いのちの根幹を利用した二つのテクノロジーの意外な共通点。あなたは次の世代にどんな世界を残したいですか?
遺伝子組み換え作物と同時に描かれるのが「原発がある風景」。20世紀に生まれたこの二つのテクノロジーには実は密接な関係がある。世界2位の原発保有国であるフランス(58基が稼働中)は、常にリスクと隣り合わせである。日本で起こった福島第一原発事故以降、その地に住む農家がどのような影響を受けたのか、『未来の食卓』『セヴァンの地球のなおし方』で “食の重要性”を訴え続けるフランス人監督ジャン=ポール・ジョーがカメラを向ける。

“原発”と“遺伝子組み換え”という、いのちの根幹を脅かす二つの技術の意外な共通点。そして浮き彫りにされるもうひとつの不都合な真実とは?

監督:ジャン=ポール・ジョー/製作:ベアトリス・カミュラ・ジョー/ ナレーション:フィリップ・トレトン
パーカッション:ドゥドゥ・ニジャエ・ローズ(2012年/フランス/118分/原題:Tous Cobayes?)

6月8日渋谷アップリンク他、全国順次公開

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http://data.cinematopics.com/?p=51109

執筆者

Yasuhiro Togawa