3 人の監督が大阪で作り上げた、全く違う3 つの“CO2”

CO2 とはシネアスト・オーガニゼーション大阪の略。2004年から始まった CO2 の映像文化振興事業は、これまでに石井裕也監督(『舟を編む』公開待機中)や横浜聡子監督を筆頭に、多くの若手監督を映画界に送り出してきた。
近年では今泉かおり監督作品『聴こえてる、ふりをしただけ』が第62回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門にて「子供審査員特別賞」を受賞し、昨年全国でロードショー公開された他、CO2助成作品『やくたたず』の三宅唱監督は、この作品がきっかけとなり、第65回ロカルノ国際映画祭インターナショナル・コンペティション部門正式出品『Playback』を監督。
映画芸術誌で年間ベストテンの第三位に選出されるなど、大きな話題を呼んでいる。
そして今回上映する作品は大阪で 2012年に発表された第8回作品。

2011年5月 大阪市での撮影を条件とする企画募集を開始。審査員には、黒沢清(映画監督)、山下敦弘(映画監督)、アレックス・ツァールテン(映画研究家)らを迎え、選ばれた3つの作品は全く異なる作風の作品が揃った。
柴田剛監督『堀川中立売』や神聖かまってちゃんのMV『夕方のピアノ』などで、若いながらその存在を圧倒的に印象付けた祷キララと怪優、鈴木卓爾が親子役で共演する『Dressing UP』。
若手落語家、月亭太遊と新人俳優、上岡郁を起用し、現代のどうしようもない若者の現実を描いた『治療休暇』。
キム・コッビ(『息もできない』)と忍成修吾(「人のセックスを笑うな』)主演に迎え「絶対の愛」を貫く韓国人女性を描いたメロ・ノワール『蒼白者 A Pale Woman』を、6月 8日からの公開に先駆けプレミア先行上映。
同時期に同じ大阪で撮られた、全く方向性の異なる 3 つの作品が遂に東京上陸。
一週間のレイトショーでお送りする。

☆公式ホームページ http://co2tokyo2013.jimdo.com/
☆Twitter https://twitter.com/CO2_TOKYO_2013
■スケジュール
2013年5 月11日(土)〜5 月17日(金)
5 月11日(土) 『Dressing UP』
5 月12日(日) 『治療休暇』
5 月13日(月) 『Dressing UP』
5 月14日(火) 『治療休暇』
5 月15日(水) 『Dressing UP』
5 月16日(木) 『治療休暇』
5 月17日(金) 先行プレミア上映『蒼白者』
※毎夜ゲスト来場予定。追って HP等でお知らせします。

■場所
オーディトリウム渋谷 TEL. 03-6809-0538
東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 2F(東急文化村前交差点左折・ユーロスペースのビル2階)
■料金
一般=1500/学生=1300円/シニア=1200円
前売一回券=1200円/前売り三回券3000 円

■トークゲスト
5 月11日(土) 『Dressing UP』上映前21:10より
登壇者:祷キララ(「Dressing UP」主演)、安川有果(「Dressing UP」監督)+スペシャルゲスト
5 月12日(日) 『治療休暇』上映後22:35より
登壇者:黒田勇樹(ハイパーメディアフリーター)、梅澤和寛(「治療休暇」監督)
5 月13日(月) 『Dressing UP』上映後22:20より
登壇者:沖島勲(映画監督)、安川有果
※沖島勲最新監督作『WHO IS THAT MAN!? あの男は誰だ!?』のメイキング映像の上映あり。
5 月14 日(火) 『治療休暇』上映後22:35より
登壇者:月亭太遊(「治療休暇」主演)、中川晴樹(「治療休暇」出演)、梅澤和寛
5 月15日(水) 『Dressing UP』上映後22:20より
登壇者:山下敦弘(映画監督)、安川有果、梅澤和寛、常本琢招(「蒼白者A Pale Woman」監督)
5 月16日(木) 『治療休暇』上映後22:35より
登壇者:いまおかしんじ(映画監督)、梅澤和寛
5 月17日(金) 『蒼白者A Pale Woman』上映前21:10より
登壇者:キム・コッビ(俳優)、常本琢招

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro TogawaYasuhiro Togawa