ハリウッド女優アンジェリーナ・ジョリーが
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の知られざる真実を元に
自らが脚本・監督を務めて描いた深い愛の物語

  敵同士となってしまった恋人たちの愛を軸に描かれた本作は、アンジェリーナ・ジョリーがボスニア・ヘルツェゴビナ紛争で被害にあった女性たちの話を聞き、どうしても映画にしなければいけないと決意してできたものであります。プロデュースではなく、自ら脚本を書き、監督となったアンジェリーナ・ジョリー。「人間の盾として使われ、ひどく痛めつけられた女性の話を聞き、人として女性として貶められた彼女たちの気持ちにどれだけ寄り添えられるか不安だったが、これは私でなくては描ききれないと感じた。」人道支援での活躍よりも、そのスキャンダラスな人生の方を多く取り上げられてきた彼女が撮ったということで、本作の女性に対する扱いに対し強烈な批判が上がったが、彼女は抗議した女性団体に単身、映画の説明に出向いたという。「映画を分かってもらっただけ。この映画で起きていることは現実にあったこと。虐げられた人がいるという事実を共通認識にしなければ、歴史は繰り返す。そのことが彼女たちに伝わったと思う。」そして、ここにアンジェリーナ・ジョリーの手によってボスニア・ヘルツェゴビナ紛争で起きた知られざる事実を元に描いた深い愛の物語が完成しました!

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執筆者

Yasuhiro Togawa