世界が認めた鬼才・石井岳龍監督最新作、そして人気絶頂の綾野剛と若手実力派No.1の黒木華の初共演としても話題の映画「シャニダールの花」の予告編が解禁となった。

極少数の限られた女性の胸にだけ咲く、見たこともない世にも美しい花を研究する植物学者の大瀧(綾野剛)とセラピストの響子(黒木華)。彼らの使命は、提供者の胸に芽吹いた花を育て、一番美しい形で採取させることだったが、採取の際に提供者の女性が謎の死を遂げる事件が相次ぎ、大瀧は、研究所に不信感を抱き始める。一方、響子はそれが危険な花だと知りながらも、その花の魅力にのめり込んで行く。花の成長に誘われるように次第に恋に落ちていきながらも、運命に翻弄される二人の姿を描く。

本作の主演には、数々の話題のドラマ・映画に出演し、ミステリアスで独特の雰囲気を放つ人気絶頂の綾野剛。そして、蜷川幸雄、野田秀樹、長塚圭史ら、名高い演出家から高い評価を受け、『舟を編む』や、山田洋次監督の『ちいさいおうち』などが控える、若手実力派No.1の黒木華。

予告編では、次第に惹かれあい、お互いを求めて抱き合う綾野と黒木の姿が、ミステリアスな色気漂う映像として描かれているほか、二人の白衣姿や、綾野の号泣シーンなど、貴重なショットを堪能することができる。

「基本的には、花をめぐる色んな人の話なんですよね。花に狂わされた人たちの話と言えるんですけど、その中で愛情の在り方……愛する、あるいは受け入れるのはどういうことなのかというテーマを、花と人間の関係にリンクさせかったのかもしれません」と語る石井岳龍監督の言葉通り、花に侵され、花に狂わされた男と女の愛の形を“静かな狂気”として描く独特の世界観を感じることができる内容となっている。

予告編::http://youtu.be/5fFJYUpXNAg

映画「シャニダールの花」は7月20日(土)よりテアトル新宿ほか公開。

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執筆者

Yasuhiro Togawa