日本を代表する百貨店伊勢丹新宿店と人気アパレルブランドビームスの初の大型コラボレーションが話題となっている映画『ビル・カニンガム&ニューヨーク』(5月18日より新宿バルト9ほかにてロードショー)。

5月1日(水)〜12日(日)まで両社のコラボレーション企画が開催され、街なかに等身大のビル・カニンガムが出現しています。

伊勢丹新宿店では、本館3階のアートフレームに巨大なスペシャルディスプレイが出現! 新宿のビームスジャパンでもショーウィンドーに立つ等身大のビル・カニンガムが、実際にファッション・スナップを撮影しているかのような臨場感のあるディスプレイが登場し、通りすぎる人々の目をひいています。

ビームスがオリジナルで製作した、映画のなかで語られるビル・カニンガム本人の名言を記したマグカップ(3,675円)と、『プラダを着た悪魔』のモデルとも言われているアメリカ版ヴォーグ誌の編集長アナ・ウィンターのビルへの言葉を記したTシャツ(5,040円)も伊勢丹新宿店本階3階リ・スタイル ギフトやビームスの店舗で発売されています。世界のファッション・ピープルからの尊敬を集めるビル・カニンガムが、この春ニューヨークだけでなく、トーキョーでも大活躍!

◆◇◆ビル・カニンガムとは◆◇◆
 1928年生まれ。1948年ハーバード大学を中退、ニューヨークで広告業界に就職する。その後、“William J.” のブランド名で帽子作りを始め、カーネギー・ホールのスタジオに帽子サロンを開く。兵役後シカゴ・トリビューン紙でファッションに関する記事を書き始める。アライアやゴルティエといったブランドをアメリカに紹介するのに一役買い、ファッション・ジャーナリズムに影響を与えた。その頃に、ニューヨークのストリートファッションの撮影も始める。ある日、伝説の大女優グレタ・ガルボの姿を偶然ストリートで撮影したことがきっかけで、一連のスナップ写真を1978年12月ニューヨーク・タイムズ紙で発表し、注目を集めたことから現在まで続くファッション・コラム“ON THE SRTREET”の連載が開始。その鋭いセンスと独自の着眼点が、世界中のファッション・ピープルから注目され、84歳の現在でも現役ファッション・フォトグラファーとして影響を与え続けている存在である。

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執筆者

Yasuhiro Togawa