世界で活躍する新進気鋭の26人の監督が、5分1本勝負でアルファベット文字から「死」をテーマに描くホラー・オムニバス映画『ABC・オブ・デス』の日本公開が7月20日(土)より新宿武蔵野館でレイトショー公開が決定いたしました。

昨年9月カナダ「トロント国際映画祭2012」でワールドプレミア上映され、その内容の面白さにネットでも話題となり、今年2月「ゆうばり国際ファンタステック映画祭2013」でも正式出品作品として上映されるや、立ち見が出る程の人気を博したオムニバス形式によるホラー・フィルム・プロジェクト、『ABC・オブ・デス』(原題:”THE ABC’s OF DEATH”)。
15ヵ国から選ばれし新進気鋭の26人のホラー監督が、与えられたアルファベット1文字から自由な手法で様々な「死」を5分間で描くというコンセプトで制作された26編によるショート・ホラー・ムービーが今夏、日本での公開が正式に決定いたしました。
日本からは『片腕マシンガール』の井口昇監督、『東京残酷警察』の西村喜廣監督、『地獄甲子園』の山口雄大監督の3名が参加。その他、『フロンティア』のサヴェエ・ジャン、『サヴァイヴ殺戮の森』のクリストファー・スミス、『心霊写真』のバンジョン・ピサヤタナクーン、『TIME CRIMES タイム・クライムス』のナチョ・ビガロンド、『ホーボー・ウィズ・ショットガン』のジェイソン・アイズナーなど、世界選抜された25人のホラー監督と、コンテスト形式で選出された26人目のイギリス出身の新鋭監督、リー・ハードキャッスル。このコンテンストのお題はアルファベットの「T」。彼は、【トイレ「Toilet」】が迫り来る恐怖をクレイアニメで描いた作品で見事にその座を勝ち取りました。
観る者を釘付けにする斬新な発想で描かれた「死」にまつわる26編の”なんでもアリのオムニバス・ホラー”にご注目下さい。

『アポカリプス(黙示)』/A is for Apocalypse:ナチョ・ビガロンド
『ビッグフット』/B is for Bigfoot:アドリアン・ガルシア・ボグリアーノ
『サイクル』/C is for Cycle:エルネスト・ディアス・エスピノーザ
『ドッグファイト』/D is for Dogfight:マルセル・サーミエント
『駆除』/E is for Exterminate:アンジェラ・ベティス
『おなら』/F is for Fart:井口 昇
『重力』/G is for Gravity:アンドリュー・トラウキ
『水電拡散』/H is for Hydro-Electric Diffusion:トーマス・マリング
『内攻』/I is for ingrown:ホルヘ・ミッチェル・グラウ
『時代劇』/J is for Jidai-geki:山口 雄大
『不器用』/K is for Klutz:アンダース・モーガンタラー 
『性欲』/L is for Libido:ティモ・ティヤハヤント
『流産』/M is for Miscarriage:タイ・ウェス
『結婚』/N is for Nuptials:バンジョン・ピサヤタナクーン
『オーガズム(絶頂)』/O is for Orgazm:ブルーノ・フォルザーニ&エレーヌ・カテト
『重圧』/P is for Pressure:サイモン・ラムリー
『アヒル』/Q is for Quack:アダム・ウィンガード
『切除』/R is for Removed:スルジャン・スパソイェヴィッチ
『スピード』/S is for Speed:ジェイク・ウェスト
『トイレ』/T is for Toilet:リー・ハードキャッスル
『発掘』/U is for Unearthed:ベン・ウィートリー
『産声』/V is for Vagitus:カーレ・アンドリュース
『カオス』/W is for WTF:ジョン・シュネップ
『ダブルエックスエル』/X is for XXL:ザヴィエ・ジャン
『ティーンエイジャー』/Y is for Youngbuck:ジェイソン・アイズナー
『絶滅』/Z is for Zetsumetsu:西村 喜廣

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執筆者

Yasuhiro Togawa