9月28日(土)全国公開となる監督・園子温、主演・國村隼の映画『地獄でなぜ悪い』(配給キングレコード、ティ・ジョイ)の特報が完成し、作品内容の一部とキャストの役柄が、明らかとなりました。

2009年『愛のむきだし』がベルリン国際映画祭、2010年『冷たい熱帯魚』がヴェネチア国際映画祭、2011年『恋の罪』がカンヌ国際映画祭へ出品。そして同年ヴェネチア国際映画祭に出品された『ヒミズ』では、主演の染谷将太と二階堂ふみをマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)の受賞に導くなど作品を発表する度に、世界中で高い評価を受け続けている園子温監督。『冷たい熱帯魚』『恋の罪』の2作品では、2012年度の日本国内の映画賞を総ナメに。最新作の『希望の国』では、原発爆破後を舞台に家族の生き様を描き、現代日本が抱える問題に真っ向から立ち向かい世界中に衝撃と深い感動を与えたー そんな今、最も目が離せない監督・園子温の次回作は、痛快無比のウルトラ・アクション活劇にして、自身初となる超娯楽作品。十数年前の園子温が、野心を胸に書き、あたためていた脚本を、今を生きる園子温が加筆し、当時の映画に対する純粋な思いを吐き出した渾身の一作。主演は園組へ初参加となる國村隼。共演者には堤真一、長谷川博己、星野源、二階堂ふみ、友近といった日本映画界を支える名優や、園組常連さらに初参加のフレッシュで才能溢れる個性豊かな面々を迎え、唯一無二のアンサンブル・キャストによる夢の競演が実現!

キャストの役柄が明らかに!!
・ 國村隼はヤクザ・武藤組組長!もうすぐ刑務所から出所する愛妻・しずえのため、1人娘・ミツコの主演で
映画製作を思い立った!
・ 堤真一は、敵対する武藤組の娘・ミツコに淡い恋心を抱く池上組の組長を演じ、美しい殺陣を披露!
・長谷川博己は、若き園子温の思いを投影させた自主映画監督に!映画の神様を信じて
「人生に1本だけしか撮れない映画」を追い求める。
・星野源は、ブラウン管に越しに見た子役時代のミツコに思い焦がれるフツーの青年役!
 今までのイメージを覆すキレまくった演技を披露!
・二階堂ふみは、武藤組組長の娘・ミツコを演じ、過激なキスシーンにも挑戦!
・友近は、武藤組組長の妻・しずえとして、極道の妻を演じる!

ヤクザの組長・武藤(國村)は娘・ミツコ(二階堂)を主演に映画製作を決意する。映画の神様を信じるうだつのあがらない映画青年(長谷川)と、通りすがりのフツーの青年(星野)を監督に迎え、スタッフ&キャストは、オールヤクザ!娘を映画スターに!・・・それは武藤を守るため獄中にはいった武藤の妻しずえ(友近)の生涯の夢でもあった。対立する池上組とその組長で、過去の出会いからミツコに恋心を抱く池上(堤)までをも巻き込んで、事態はとんでもない方向に展開していく・・・。
かくして、ホンモノのヤクザ抗争を舞台に、史上最も命がけな映画が電光石火のごとくクランクイン!!
狂おしいほどまっすぐな想いが叶うなら、そこが地獄でもかまわないー。

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執筆者

Yasuhiro Togawa