『オールド・ボーイ』(03)でカンヌ国際映画祭の審査員特別グランプリを受賞、『渇き』(09)では同映画祭審査員賞を受賞した奇才パク・チャヌク監督ク・チャヌク監督。あらゆるタブーとバイオレンスを描きながら、抒情的な美しさをもたらす作品を作り続け、全世界で高い評価を受けている韓国映画界の奇才が、ハリウッドからのオファーを受けて完成させた最新作『イノセント・ガーデン イノセント・ガーデン イノセント・ガーデン』が 5 月 31 日(金)よりTOHO シネマズ シャンテ、シネマカリテ他 全国ロードショーとなる。
そのパク・チャヌク監督が5月21日(火)から、約3年6ヶ月振りに来日することが決定した!

本作がハリウッドデビュー作となったことについて、「自分でも脚本を書いてはいるが、時には、他の人が書いたものに取り組んでみたいと思うこともある。すばらしい脚本が手に入るのを待っていた時に、受け取ったものの中で一番の可能性を感じたものだった じたものだった じたものだった。
これだけの力を持った脚本だったら、どんな言語を使っているかは 使っているかは関係なかった」と、ウェントワース・ミラーが 8年の歳月をかけて手がけた極上の脚本との運命的な出会いが、ハリウッド進出を決心させ、初めてのハリウッド映画を手掛けることになったきっかけだったと語っている。

キム・ジウン監督(『ラスト・スタンド』)、ポン・ジュノ監督(『スノーピアサー(原題)』)・・・と、奇しくも韓国の技巧派監督によるハリウッドデビューが相次ぐ、“韓国映画人によるハリウッド進出元年”とも言える 2013 年。その中で、今年先陣を切って来日するのがパク・チャヌクとなる。韓国映画界で培ってきた経験と世界での高い評価を経て、ハリウッドデビュー作となる本作をどんな意図を持って手がけたのか?ヒロインのミア・ワシコウスカやニコール・キッドマンなどハリウッドの豪華キャスト陣をどう演出したのか?さらに、音楽と美術を手掛けた『ブラック・スワン』のスタッフ達との連携など、サンダンス映画祭でのワールドプレミア以降、ロンドン、ソウル、ニューヨークなど世界各地を巡ってきた彼の、日本公開直前の発言に注目が集まる。日本滞在中には、監督自身も登壇するプレミア試写会などの実施が予定されている。

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執筆者

Yasuhiro Togawa