2010年3月に劇場公開し、レイトショーながらロングランヒットをした『イヴの時間 劇場版』 。その吉浦康裕監督の最新作であり、完全オリジナル作品として期待を集めている劇場向けアニメーション『サカサマのパテマ』が、2013年秋の公開が決定しました。本作は地底世界に住む少女パテマと地上世界アイガに住む少年エイジとの出会いの冒険を描く、ボーイ・ミーツ・ガールの物語です。アニメ界で異彩を放つ吉浦監督が今だかつてないアニメーション映画を誕生させました。

2007年に『時をかける少女』(細田守監督)が長編部門特別賞、2008年の『つみきのいえ』(加藤久仁生監督) 』短編部門アヌシー・クリスタル賞(最高賞グランプリ)、2011年には『カラフル』(原恵一監督)が長編部門特別賞&観客賞を獲得するなど、話題性やクオリティの高いアニメーション作品を逸早く選出するアヌシー国際アニメーション映画祭から、『サカサマのパテマ』に正式招待が届きました。『サカサマのパテマ』が選出されたのは、アウト・オブ・コンペ部門。

 2013年6月10日から開催されるアヌシー国際アニメーション映画祭には、88か国、2461作品の応募があり、その中から長編映画9本がコンペ部門に、長編映画15本がアウト・オブ・コンペ部門に選出されました。

アウト・オブ・コンペ部門は、過去には『秒速5センチメートル』『新世紀エヴァンゲリヲン 新劇場版 序』『新世紀エヴァンゲリヲン 新劇場版 破』『ベルセルク 黄金時代篇 覇王の卵』『ももへの手紙』など、話題性の高い作品が選出されています。 
    
そして、2013年秋に本作が公開されることも決定致しました。
公開に向け、『サカサマのパテマ』は一足早く世界の映画祭に飛び出します。

※配信版『サカサマのパテマ Beginning of the Day』は近日再配信予定。
※配信情報の続報は公式HPページにて。

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執筆者

Yasuhiro Togawa