年上の男と年下の男との三角関係。瀬戸内寂聴が自身のセンセーショナルな体験を元に描き、女流文学賞受賞作を受賞した「夏の終り」。昭和38年に発表されてから今までに100万部を超えるロングセラーとなっている本作を熊切和嘉監督により映画化。
主人公・知子を演じるのは満島ひかり。妻子ある不遇な作家との長年に及ぶ愛の生活に疲れ果て、年下の男との激しい愛欲にも満たされない。自身の女の業に苦悩しながらも、一途に独自の愛を生きようとする女性という難役を見事に演じ切りました。知子を愛し優しく見守りながらも妻とも別れられない、年上の男の寛容さとずるさを併せ持つ男・慎吾を演じるのは小林薫。そして知子を求め嫉妬と孤独に苦しむ年下の男・涼太を演じるのは、今最も注目の若手俳優・綾野剛。
愛に、仕事に、必死で生きるすべての女性に贈るラブストーリーが誕生しました。

8月31日(土)有楽町スバル座 ほか全国ロードショー

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執筆者

Yasuhiro Togawa