映画『ぼくたちの家族』妻夫木聡&池松壮亮が兄弟に!
現代に送る新しい家族の物語。
母の突然の病気、それまでバラバラだった家族は一つになった。
実話を基にした「家族の再生」と「新しい家族」を鮮烈に、かつ軽やかに描いた、笑いと感動の物語。
出版界注目の新進作家、早見和真原作の映画化。自身が「明日を生きる活力になれば。バカみたいな願いかもしれませんが、本気でそう思っています」と語る通り、“母親ががんになる”という、家族にとってこれ以上なく切迫した状態から、家族は希望を見出していく。家族という理想を掲げ、だが、それが蝕まれていることに気づかないふりをしてきた4人家族。
母の病気に奔走する長男・浩介を演じるのは幅広い層から共感と信頼を得て、今や日本映画界の顔となった妻夫木聡。責任感が強く、空回りしながらも家族を背負っていこうとする可笑しみ溢れる役で「これから親になっていく世代」の代表を演じます。
そして家族なんて茶番だと決め付けている弟に池松壮亮が扮し、家族の中で異端児だった弟が母や兄、父のために活きることを決意する。小さな会社の社長だが、やがて多大な借金を抱えてしまった父に長塚京三、 突然の脳腫瘍に襲われ、少女化していく母・玲子に原田美枝子。難しい役どころを圧倒的な存在感で可愛さ溢れる「親の世代」代表を演じます。
そして監督には世界も認める新進気鋭の才能、石井裕也。独特のコメディセンスで「がん」というテーマを明るく描き、石井裕也世代=20、30代ならではの【今】の家族像を見事に、新しい視点で表現されています。この家族が今年の日本の家族を明るくします!
きっとこれがぼくたちの、ぼくたちの時代の新しい家族の物語──。
★妻夫木聡さん コメント
■役柄について
石井裕也監督の「川の底からこんにちは」を見てから、石井さんとはいつか一緒にお仕事をしたいと、ずっと思っていました。撮影現場では、石井監督の大胆で繊細な演出に、日々本当に良い刺激を受けています。
この作品は「家族」にどう向き合うべきかを、自分自身深く考えさせられた作品です。どんな家族にも、他人には言えない裏の顔があると思います。でも、例えどんなことがあったとしても、その先に何があるか分からなくても、「家族は家族として歩み続けなければならない」
そんな大切さに改めて気がつかされる様な、そんな映画になっていると思います。
今回演じた役は、演じる上で非常に精神力の強さが問われた役柄です。
心の動き・変化については、特に監督と話し合いながら演じています。
“本音を上手く語れない、不器用な長男”の役なのですが、長男として「ぼくたちの家族」を最後まで引っ張っていけたらと思います!
■池松壮亮について
今回が初めての共演になるのですが、今一番共演したかった俳優の一人です。
「もっともっと一緒にお芝居をしたい」と思わせてくれる様な、心で身体で、ぶつかってきてくれる素晴らしい俳優だと思います。
★池松壮亮さん コメント
①妻夫木聡と共演してみての感想
兄貴のいない僕にとって、もったいないくらい最高の兄貴が出来たと思いました。
②石井裕也監督作品に出演する感想
念願の石井裕也映画 まさかこの日が来るとは思いませんでした。
未だに夢だったんじゃないかと思います。そのくらい幸せな撮影でした。
★石井裕也監督 コメント
最高のキャスト、スタッフと共に毎日頑張って撮影しています。
「欠陥だらけなのに素晴らしい家族」というものを、どうにかこうにか見せたいと考えています。
■原作について
小説で描かれている家族と自分の家族の境遇がとても似ていて、原作を読んだ時、激しく心を揺さぶられました。
■妻夫木さんについて。
妻夫木さんはいい男です。しっかり悩んでいる男の顔は色っぽいと、妻夫木さんを見ていると改めて思います。一緒に仕事できて本当に嬉しいです。
■池松君について。
俳優としても人間としてもとても好きです。妻夫木さんが長男なら、次男は池松君しかいないと直感的に思いました。
3月15日 クランクイン〜4月中旬 クランクアップ予定
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執筆者
Yasuhiro Togawa