「カルト」が第31回ブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭の正式出品作として上映されることになりました。この映画は「ブレアウイッチ・プロジェクト」「パラノーマル・アクティビティ」を超えるフェイク・ドキュメンタリー演出で定評のある白石晃士監督によるホラー映画の決定版です。1983年にベルギーのブリュッセルで始まり、今回で31回目を迎えるブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭は、世界三大ファンタスティック映画祭 (シッチェス映画祭、ポルト国際映画祭)の一つに数えられるFIAPF(国際映画製作者連盟)公認の国際映画祭です。例年ファンタジー、スリラー、サイファイ、ホラーなどのカルト分野からアンダーグラウンド分野まで約100作品上映し、ヨーロッツパを代表するジャンル系映画祭へと発展してきました。昨年は日本から9作品が上映され、清水崇監督の「ラビット・ホラー3D」がインターナショナル・コンペティションで審査員特別賞を、園子温監督の「ヒミズ」がセブンスオービット・コンペティションでセブンスオービット賞を受賞しました。過去にも、多くの日本映画がグランプリや審査員特別賞を受賞しており、常に高い評価を受けているため、本作「カルト」も大きく注目されています。

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執筆者

Yasuhiro Togawa