〜原発と遺伝子組み換え〜いのちの根幹を利用した二つの技術。
暴走するテクノロジーのその先に、どんな世界が待っているのだろうか?

遺伝子組み換え食品を食べ続けるとどうなるのか?極秘に進められた研究に密着!2009 年、フランスである実験が極秘に進められていた。ラットの一生(2 年間)に“遺伝子組み換えトウモロコシを与え続ける”と、どんな影響が起こるのか?長年の疑問の答えが今明かされる。分子生物学者・セラリーニ教授が行った「世界的に重要な実験」はフランス、EUだけでなく世界中に大きな波紋を投げかけている。その研究結果にカメラは密着。
遺伝子組み換え作物と同時に描かれるのが「原発がある風景」。

20 世紀に生まれたこの二つのテクノロジーには実は密接な関係がある。世界2 位の原発保有国であるフランス(58 基が稼働中)は、常にリスクと隣り合わせである。日本で起こった福島第一原発事故以降、その地に住む農家がどのような影響を受けたのか、『未来の食卓』『セヴァンの地球のなおし方』で“食の重要性”を訴え続けるフランス人監督ジャン=ポール・ジョーがカメラを向ける。

“原発”と“遺伝子組み換え”という、いのちの根幹を脅かす二つの技術の意外な共通点。そして浮き彫りにされるもうひとつの不都合な真実とは?

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執筆者

Yasuhiro Togawa