“サスペンスの神”とうたわれた男アルフレッド・ヒッチコックと、彼を支えた妻アルマ・レヴィルとの知られざる物語を描いた『ヒッチコック』(原題:HITCHCOCK)を4月5日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ 他にて全国公開いたします。ヒッチコックと、彼を支え続けた優れた映画編集者にして、脚本家であり、生涯ただ一人の妻アルマ。映画『ヒッチコック』は『サイコ』の製作から成功に至るまでの道のり、そして二人の天才の知られざる物語を描いた感動作です。
 
 映画の公開日となります4月5日(金)に、映画『ヒッチコック』の特別映像を解禁いたします。この映像は、特殊メイクによって、主演のアンソニー・ホプキンスがヒッチコックになっていく模様を観ることができる、貴重な映像となっています。
 
 第85回アカデミー賞®メイクアップ&ヘアスタイリング賞にもノミネートされた本作。アンソニー・ホプキンスに90分かけて施された特殊メイクには、首や顎、頬を包み込むシリコン製の“蹄鉄”ピースをつけ、さらに耳たぶと鼻先につけるピースをつけ、それらの上にメイクが施されました。アンソニー・ホプキンスの明るい青い目はコンタクトレンズでカバーし、歯は色を塗って自然な白を消し、髪はヒッチコックの生え際に似せたヘアーピースを着用しています。
 監督のサーシャ・ガヴァシは「アンソニー・ホプキンスにヒッチコックのマネをしてもらおうとは思っていなかった」と、アンソニー・ホプキンスをヒッチコックそっくりに見せない特殊メイクにしていた事を明かします。「肝心なのは、ヒッチコックの精神をさらけだすこと。アンソニー・ホプキンスは、リチャード・ニクソンからパブロ・ピカソ、CSルイスまで、アイコンを演じることを見事にやりとげている。アンソニー・ホプキンスのヒッチコックぶりを見ると、ほんの一瞬だけ違和感があるが、演技力のおかげで、ホプキンス版のヒッチコックに完全になじんでしまう。そんなことができる役者は世界でも数少ない」と語り、演技力に定評があるアンソニー・ホプキンスが特殊メイクを生かして、彼独特の方法でキャラクターに息を吹き込めるようにすることを目標としていました。
 アンソニー・ホプキンスも「ヒッチコックになりきることはできないけど、ヒッチコックの特長を大げさに強調し過ぎないよう、バランスをとるやり方を見つければいいんだ」と語っています。
 アンソニー・ホプキンスが特殊メイクを施し、ヒッチコックの人間性に迫った圧倒的な演技も見ものである映画『ヒッチコック』。妻アルマには、オスカー女優ヘレン・ミレンと、英国を代表する二大アカデミー賞®俳優の初共演が実現!さらに、スカーレット・ヨハンソン、ジェシカ・ビールなど、豪華キャストが集結した話題の本作は4月5日(金)に全国で公開いたします!

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執筆者

Yasuhiro Togawa