第23回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭<会期:2月21日(木)〜2月25日(月)>が昨日より開幕いたしました。2日目となる本日は、雨宮慶太監督(『牙狼〈GARO〉〜蒼哭ノ魔竜〜』)、福田雄一監督、鈴木福(『コドモ警察』)が登壇。それぞれ上映後に舞台挨拶を行いました。また、別会場ではVFX-JAPANによる企画のもとに三橋忠央、佐藤篤史、上杉裕世といったハリウッドで活躍するトップクリエイターらによるVFX-JAPANハリウッド・プレゼンテーションや、人気急上昇中の若手落語家・桂三四郎の口演も行われるスカパー!映画部 × 衛星劇場 × 朝日新聞北海道支社 presents東京芸大『らくごえいが』上映会、「ゆうばり映画祭2012」グランプリ受賞の石原貴洋監督が受賞で得た制作支援金を基に、ゆうばり映画祭とスカパー!の支援によって制作された最新作『大阪蛇道-Snake of Violence』完成披露プレミア上映会などが行われました。

≪登壇者のコメント≫
■三橋忠央(Digital Domain [DD] リード・テクニカル・ディレクター)
「日本人が海外で活躍するという事と同じように、その海外で活躍した日本人が日本に戻ってくるというのも重要。日本の中でも映画は作られ続けていて、発展していかなければならない。海外で培ったものを持ち帰って、日本の中でもっと良いやり方を模索していけたらと思っています。」
■佐藤篤司(Sony Pictures Imageworks [SPI] アニメーター / アニメーション・スーパーバイザー)
「アメリカは制作環境として、時間などが十分に与えられているので言い訳がきかない。時間が足りないからそこまでしか出来ないではなく、時間があるからこそ完璧なものを作れと求められます。日本の中でももっとディティールを詰める作業が出来れば良いんじゃないかと思います。」
■上杉裕世(Industrial Light & Magic [ILM] シニアマットアーティスト)
「学生時代に友人と共に何の知識もないままの撮影をしていた。マットペインティングというのは危険極まりない状況を手で書くことで表現してみたり、一あるものを十に見せるようなものだと思います。」

執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa