『王になった男』は国際的スターとなったイ・ビョンホンが、初の時代劇で王と影武者の一人二役に挑む宮廷歴史大作。イ・ビョンホンは、暴君として知られる朝鮮第十五代王・光海君(クァンヘグン)と、暗殺に怯える王の影武者となる心優しい道化師のハソンの二役を演じた。

韓国では9月13日から公開され、『バイオハザードV リトリビューション』などのハリウッドの大作を押しのけて興行成績No.1となりロングランを続けた。公開14週目の12月12日、遂に観客動員数が1230万4千人を超え、『王の男』(12,302,831人)を抜いて韓国映画歴代興行成績TOP3に躍り出た。これは1位の『泥棒たち』(13,030,227人)、2位の『グエムル -漢江の怪物-』(13,019,740人)に次ぐ記録であり、時代劇としてはNo.1となる。

韓国は大統領選挙(12月19日)を前にし、「真の王とは民のことを第一に考えるもの」という映画のメッセージが、老若男女に共感を呼んでいる。真のリー ダーを求める国民たちは、理想の王の姿を影武者となったハソン(イ・ビョンホン)の姿に重ね合わせ、口コミが口コミを呼んで予想をはるかに超える大ヒットとなっている。

日本国内で一足先にこの映画を見たマスコミからも、「日本の政治家にもこの映画を見せたい」「家柄とか血筋ではなく民衆を思う心が本当の指導者だ」という声があがっている。

また12月13日、主演のイ・ビョンホンは香港で開催されているアジア最大の映画興行者向けイベント“シネアジア”で、“スター・オブ・ジ・イヤー”(今年のスター賞)を授与された。『G.I.ジョー バック2リベンジ』『RED/レッド2』などのハリウッド大作がこれから公開され、かつ自国でも大ヒットを収め たイ・ビョンホンこそまさにこの賞にふさわしいスターである。

現在、特典付き前売券が劇場で発売されており、すでに全国で5,000枚以上売れている。豪華特典の第一弾は“王朝レターセット”(2013年1月11日まで)、第二弾は“宮廷クリアファイル”(2013年1月12日から)となる。(※どちらも数量限定。一部劇場除く。) 

さらに今週末、12月15日午前10時から、全国のコンビニエンスストア・ローソン店内のLoppiにて“宮中日記(ダイアリー)”付前売券(Lコード:30410にて購入)も発売が開始される。(※“宮中日記”の引き換えは前売 券ご購入のローソン店舗にて2013年2月28日から)                               

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執筆者

Yasuhiro Togawa