感動の再会と思ったら そこは修羅場でした。
バイバイ、14年前のお父さん。感謝もしてないけど、恨んでもないからね—。

「死にゆく父の顔を写真に撮る」という“おつかい”と、行き着いた先に待っていた人生の修羅場に奮闘する姉妹を通して、母の思いや家族の絆を描きだす、『チチを撮りに』。

本作はSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2012(主催:埼玉県、川口市、SKIPシティ国際映画祭実行委員会ほか、会期:7月14日[土]〜22日[日])にて、SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザが推進する上映支援プロジェクト“SKIPシティDシネマプロジェクト”第3弾作品に選出され、この度、2013年2月16日(土)より新宿武蔵野館にて公開初日が決定した。

監督は、本作で長編映画監督デビューを果たし、その独自の感性と視点に熱い視線が集まる中野量太。次代を担うクリエイターを発掘する「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2012」で日本人監督として初めて「監督賞」を受賞、「SKIPシティアワード(今後の可能性を感じる監督に授与)」をダブル受賞する快挙を成し遂げた。

そして今回、公開を祝して監督の高校の同級生でもある芸人ブラックマヨネーズの吉田敬からコメントが到着!!
『高校の同級生が撮った映画。悪くは書き辛い。でも中野くんありがとう。胸張って面白いと言える!泣いた。』
さらに、『これからやんけ!と思っていた高校の卒業式では涙は一粒も出なかったが、貯めてた涙をこの映画で吐き出した』、と語った。

キャストには、心意気ある母・佐和に『ギリギリの女たち』『ヒミズ』の渡辺真起子。可笑しくもリアルな掛け合いがみどころの姉妹には、柳英里紗と松原菜野花。この母娘の軽やかな“気概”が、物語を生き生きと輝かせ、現実を生きる、私達を元気にする。

※【SKIPシティDシネマプロジェクトとは…】(公式HP  http://s-dp.com/
デジタル映像産業における優秀な人材の育成・輩出など、さまざまな事業を行うSKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ(埼玉県川口市)が推進する若手映像クリエイター育成のための上映支援事業です。
“映画祭から映画館へ”を掲げて、「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」にエントリーされた 良質な作品を厳選し、より多くの方に鑑賞していただけるよう、一般の劇場で公開を支援するプロジェクトです。

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執筆者

Yasuhiro Togawa