現在韓国で観客動員数1000万人目前の大ヒットとなったイ・ビョンホン主演の宮廷歴史大作、『王になった男』(2013年2月全国公開 配給:CJ Entertainment Japan)が、韓国のアカデミー賞とも言われる大鐘賞にノミネートされました。

『王になった男』は国際的スターとなったイ・ビョンホンが、初の時代劇に挑む歴史大作。暴君として知られる朝鮮第十五代王・光海君(クァンヘグン)と、王に瓜二つだったために彼の影武者となる心優しい道化師のハソンの一人二役を演じ絶賛された。

韓国では9月13日から公開され、『バイオハザードV リトリビューション』などのハリウッド大作を押しのけて興行成績No.1となり、950万人を動員(10月18日現在)。

10月17日に発表となった大鐘賞への14部門でのノミネートは、今週末にも観客動員1000万人を超えるとみられている本作の追い風となるだろう。

今回イ・ビョンホンは10月6日釜山映画祭でのトークイベントで「1000万人は達成できる可能性が十分にあるので、僕は1300万人突破したら…という公約でいいでしょう?1300万人達成したら、劇中の王の格好で観客の皆さんに挨拶しに行きます!」と約束。

しかし、『RED/レッド』続編のロンドンでの撮影のために韓国を後にするイ・ビョンホンは、まだ記録到達前だが、10月13日(土)に、ソウルCOEXアセム広場で、大ヒット感謝イベントを実施し、「王の衣装で挨拶」という公約を守った。

当日は、チュ・チャンミン監督と、イ・ビョンホン、リュ・スンリョン、ハン・ヒョジュ、キム・イングォンらが映画の中の衣装で勢ぞろい。イ・ビョンホンたちは、選ばれた幸運なファンを抱きしめたり、キャンディをお互いの口にはさんで渡すキャンディキスをしたりと大サービス!

今までにイ・ビョンホンが出演した映画の中で最高のヒットとなった『王になった男』のためとあって、始終和やかで楽しいイベントとなった。(これまでの最高記録は「グッド・バッド・ウィアード」の688万人)
大鐘賞の発表は、10月30日になる。

『王になった男』第49回大鐘賞ノミネート
◆作品賞◆
◆監督賞(チュ・チャンミン監督)◆
◆主演男優賞(イ・ビョンホン)◆
◆助演男優賞(リュ・スンリョン)◆
◆撮影賞◆照明賞◆編集賞◆音楽賞◆企画賞◆脚本賞◆美術賞◆
◆映像技術賞◆音響技術賞◆衣装賞◆

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執筆者

Yasuhiro Togawa