世界最長の映画シリーズ作品である007シリーズ。『ミッション・インポッシブル』も『ボーン・アイデンティティー』も、今存在するすべてのスパイ映画は、007の称号を持つジェームズ・ボンドからはじまった——。
記念すべきシリーズ第1作『007/ドクター・ノオ』は1962年10月5日にロンドンで初公開された。あれからちょうど50年。最新作となる第23作『007 スカイフォール』(12月1日公開)の公開を目前に控え、10月5日を「ジェームズ・ボンドの日」(GLOBAL JAMES BOND DAY)と銘打って、世界各地で様々なイベントが開催されます!

大注目イベント★001: 全世界が選ぶ「好きなボンド映画No.1」投票!
シリーズ誕生50周年を記念して、全世界の人々を対象にしてベスト・オブ・ボンド映画を選ぶ投票をFacebook上で展開して いる。これまで公開された『007/ドクター・ノオ』から『007/慰めの報酬』までシリーズ全22作。ショーン・コネリーからダニエル・クレイグまで時代を代表する6人の俳優が歴代のジェームズ・ボンドを演じ切った名作の数々の中から、全世界の人々が選ぶ本当のNo.1を決定する!結果はジェームズ・ボンドの日の10月5日に大発表される!!!
Facebook の007公式ページ(英語のみ)で実施中 http://www.007.com/vote/favouritebondfilm/

大注目イベント★002: お宝アイテムが満載!50周年記念オークション!
50周年を記念して、「ジェームズ・ボンドの50年—ザ・オークション」(50 YEARS OF JAMES BOND – THE AUCTION)という チャリティー・オークションが英クリスティーズにて開催される。12月1日に日本公開される最新作『007 スカイフォール』まで 全23作のゆかりのアイテム計50点を出品。うち40点は9月28日〜10月8日までオンラインでオークションにかけられ、日本からも参加が可能。残りの10点は10月5日にロンドンのクリスティーズにて招待者限定のオークションが行われる。

オンライン・オークションでは、日本が舞台の第5作『007は二度死ぬ』(1967)で初代ボンドのショーン・コネリーが劇中で敵の 基地に登るために使用した装備や、第9作『007/黄金銃を持つ男』(1974)で登場した黄金のバックルの中に銃弾が仕込まれたベルトなど、劇中に登場した小道具や衣装、宣伝で使用されたポスターや劇場パネルなどが出品される。

招待者限定オークションでは、第21作『007/カジノ・ロワイヤル』(2006)で6代目のダニエル・クレイグが海から颯爽と登場する際に着用した伝説の海パンや、これから公開される最新作『007 スカイフォール』でダニエルが着用したトム・フォードのスーツとタキシード、オメガの時計、最新作のプレミアに参加できる権利などが出品される。また、第22作『007/慰めの報酬』(2009)でダニエルが使用した車アストン・マーチン
DBSも出品され、予想落札価格が12万ポンド〜17万ポンド(約1500万円〜2130万円)という今回のオークションの中でも最高値が予想される!ボンドの大ファンというサッカー 選手デビッド・ベッカムやクリスティアーノ・ロナウドがアストン・マーチンを狙っているという話も報じられている! 
クリスティーズの公式サイト  http://www.christies.com/bond

(※以上、海外の10月5日は日本時間の10月6日の場合がございます。)
そして・・・10月5日には最新作『007 スカイフォール』に関するさらなる何か!?が待ち受けています!乞期待!

その他にも世界各地で50周年を記念するイベントが10月5日を皮切りに続々と開催されます。
(※以下、海外の10月5日は日本時間の10月6日の場合がございます。)

●長編ドキュメンタリー “Everything or Nothing: The Untold Story of 007 ”  10/5から順次、世界各国にて
プロデューサーであるアルバート・R・ブロッコリとハリー・サルツマン、原作者イアン・フレミングというボンド映画の生みの親  3人に焦点をあてた、シリーズ製作の裏側を描くドキュメンタリーが世界各国でお披露目される。

日本では第25回東京国際映画祭(10/20〜10/28)にて、特別招待作品として上映決定!
『エヴリシング・オア・ナッシング:知られざる007誕生の物語』  
初めて明かされる007誕生秘話
ひとつの夢にかけた3人の男達 — 007シリーズのプロデューサー、アルバート・R.ブロッコリと ハリー・サルツマン、そして原作者のイアン・フレミング。1962年から50年間続く、映画史上最長のシリーズ作品の製作にまつわる人間達のスリリングなドラマが印象的に語られる。007シリーズ 関係者やイオン・プロダクションに貯蔵されていた、今だかつて世の中に出たことのないアーカイブ映像もふんだんに交えながら、これまで決して語られなかった007製作秘話が明かされる。

東京国際映画祭 特別招待作品ページ
http://2012.tiff-jp.net/ja/lineup/list.php?category=m%3D2&genre=&date=

◆東京国際映画祭のオープニング・セレモニー(10/20)では、「007 スカイフォール スペシャル・プレゼンテーション 〜007 シリーズ誕生50周年記念〜」も行われます。

●日本 イマジカBSにて007シリーズ第1作〜第7作まで一挙放映 10/5
http://www.imagica-bs.com/

●ミュージック・オブ・ボンドThe Music of Bond: The First 50 Years 10/5 @サミュエル・ゴールドウイン劇場(ロサンゼルス)
米アカデミー協会主催で、「ジェームズ・ボンドのテーマ」を演奏したギタリストVic Flickや数々のボンドの主題歌を手がけた 作詞家Don Black、作曲家Bill Contiなどを迎えて、主題歌やスコアに焦点をあてたイベントを開催。
http://www.oscars.org/events-exhibitions/events/2012/10/bond.html

●ボンド映画の回顧上映  50 Years of James Bond 10/5〜10/31 @MOMA ニューヨーク近代美術館
10月5日に『007/ドクター・ノオ』を上映するのを皮切りに、007シリーズ全22作を上映
http://www.moma.org/visit/calendar/films/1327 
展示 Goldfinger: The Design of an Iconic Film Title 10/5〜10/31 @MOMA ニューヨーク近代美術館
『007/ゴールドフィンガー』のオープニングタイトルに焦点を当てた展示
http://www.moma.org/visit/calendar/exhibitions/1329

<10月5日以外のイベント>
●2013年1月6日まで開催中 ボンド・カー展覧会「Bond In Motion」 @ナショナル・モーター・ミュージアム(ビューリー、 イギリス)世界初オフィシャル・ボンド・カー50台を一挙展示   http://www.beaulieu.co.uk/attractions/bond-in-motion

●10月26日〜1月20日  展覧会「Designing 007 Fifty Years of Bond Style」  トロント(カナダ)
ボンド映画のデザインをテーマにプロップや衣装、プロダクション・デザインを展示  http://tiff.net/bond

●ロイヤル・プレミア 10/23  @the Royal Albert Hall(ロンドン)
英国王室よりチャールズ皇太子とカミラ夫人が出席するプレミア

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=49858

執筆者

Yasuhiro Togawa