今年3月に全米で公開され、あの「アバター」以来となる4週連続の全米1位に輝き、社会現象ともいえる絶大な人気ぶりとなった映画『ハンガー・ゲーム』。その勢いは瞬く間に全世界へと広がり、世界72ヶ国で初登場1位を獲得するなど、空前のサプライズ・ヒットを記録。

そしてこの度、お笑いだけでなくナレーション、俳優、執筆など多方面で大活躍中のバカリズムが、本作で命を懸ける24名のプレイヤーたちを翻弄するゲームメイカー“セネカ”の声優に抜擢!本作は強大な権力者と絶望に支配された独裁国家が舞台。独裁国家のパネムは、かつて自分たちに反乱を起こした12の地区からそれぞれ男女を選出し、最後の1人になるまで戦わせるという命懸けの〈ハンガー・ゲーム=殺戮ゲーム〉を開催。最高権力者のスノー大統領のもと、第74回「ハンガー・ゲーム」を操作し、ゲームの観客である富裕層たちを満足させるような展開を作り上げるセネカを、ハリウッド映画の吹替え初のバカリズムが挑戦する。バカリズムといえば、真木よう子との新婚夫婦役のCMや「日曜×芸人」での活躍、そしてツイッターは約40万人ものフォロワーを抱える超人気お笑い芸人。今回の吹替えにあたり、アフレコ収録現場ではスタッフから「上手い!」という絶賛の声があがり、また音響監督からは「セネカの悪役染みた笑み声がピッタリ!」とナレーションだけでなく、吹替え声優としての実力も折り紙つきのよう。水樹奈々が日本語吹替えを務める主人公カットニスらプレイヤーたちを翻弄していくバカリズムの声優に注目だ。映画は、9月28日(金)全国ロードショー。

【バカリズムさん 『ハンガー・ゲーム』日本語吹替え出演についての感想・映画の感想】
こういうタイプの吹替えはやった事がなかったので最初は戸惑いましたが、完全に“セネカ”という狡猾なキャラに成りきれたと思います。普通だったら僕はコントや芝居の演技をする時、結構抑え目にするタイプなのですが、今回のアフレコに関しては誇張してキャラクターになりきるコントのようなものに近かったですね。
『ハンガー・ゲーム』はゲーム(戦い)自体もドキドキしますが、各キャラクターそれぞれを取り巻く環境、そこに行きつく過程が細かく設定されていて面白いです。すぐにゲームが開始されるのではなく、主人公のカットニスが『ハンガー・ゲーム』に身を投じていくまでのストーリー展開も良かったです。

Q:本作はスポンサーシステム(スポンサーに自分をアピールすることで、危機的状況に様々な物資を貰えるシステム)という興味深い設定がありますが、バカリズムさんだったらどのようなアピールをしますか?
バカリズムさん:愛嬌ですね。とにかく笑顔を振りまいて、好感度を上げる。“可愛さアピール”に尽きますね。

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執筆者

Yasuhiro Togawa