7月19日から8月9日まで、カナダのモントリオールで開催された第16回“ファンタジア映画祭”にて『へんげ』がAQCC (ケベック批評家協会)の審査員たちから贈られる特別賞 (Special Mention)を受賞しました。
自主映画で新人若手監督が、北米で最大級のファンタスティック映画祭での受賞は快挙です!
 本作は、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭、カナザワ映画祭、ちば映画祭など、日本の映画祭でも『へんげ』旋風を巻き起こし、劇場でも大ヒットロングランを記録し、先月7/11(水)にはブルーレイ、DVDが発売されました。
 今後は、世界3大ファンタスティック映画祭に数えられるシッチェス・カタロニア国際映画祭他、20以上もの海外映画祭への出品が決定しています。

−−− 大畑創監督コメント
敬愛するデビッド・クローネンバーグ監督を育てた国での映画祭にて
賞をいただけてとても嬉しいです。
製作時に力を貸してくださった方々、
興行時に応援してくださった皆様のお陰で受賞することが出来ました。
ありがとうございました。
これを励みにして、『へんげ』を超える映画を作りますのでご期待ください。

もし、自分が自分でなくなったら?そして、最愛の人が全く見知らぬ存在になってしまったら—

<Intro>
これは、誰もが一度は抱いたことのある不条理な恐怖に襲われた、ある夫婦の物語。
未知なる姿へ”変化”を続ける男と、それを止められない女。
2つに重なり合い、無限に渦を巻く不安のスパイラルと、
それでも互いを信じ合う彼らの愛を軸に、
物語は精神病理サスペンスから超常現象ホラーへ、
心霊映画になるかと思えば一転、血みどろの猟奇殺人劇へ刻一刻と”変化”。
さまざまなジャンルをたくみにすり抜けて、
観る者の予想を軽々と覆す前代未聞のクライマックスへと突入する。
 
<Story>
静かな住宅地に暮らす、ある若い夫婦が抱える悩み。
それは夫を襲う奇妙な発作だった。
体を弓なりにしならせ、野獣のような咆哮をあげる夫の姿を見るたび、
妻は言い知れぬ不安が現実になる。夫の身体が不気味に変態し始めたのだ。
妻は夫を献身的に介護するが、
謎の奇に襲われる。現代医学の力では“無数の蟲に意識を乗っ取られるような”病状は好転せず、ある晩ついに恐れていた事態病は加速度的に悪化してゆく。
やがて予測さえし得なかった衝撃的な恐怖が夫婦に襲いかかる・・・。

■ブルーレイ:¥5,040(税込) KIXF-74
カラーAVC / 1080.High-Def/ BD25G/音声:オリジナル日本語 (ドルビーTrueHD/ステレオ) 日本語副音声 (ドルビーデジタル/ステレオ)
■DVD:¥3,990(税込) KIBF-1035
カラー/ビスタ(スクイーズ)/片面1層/音声:オリジナル日本語 (ドルビーデジタル/ステレオ) 日本語副音声 (ドルビーデジタル/ステレオ)
※特典:大畑創監督『大拳銃』、劇場予告版、オーディオコメンタリー
※発売・販売元:キングレコード

監督・脚本・編集:大畑創 出演:森田亜紀、相澤一成、信國輝彦 撮影:四宮秀俊 
特技監督:田口清隆 音楽:長嶌寛幸  2011年/日本/54分/カラー

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執筆者

Yasuhiro Togawa