99年に「週刊少年ジャンプ」で連載が開始、個性豊かなキャラクターや、彼らの成長を丁寧に描くストーリー、ド派手な忍術バトルによって読者の心をつかみ、02年にはテレビアニメ化(テレビ東京)、04年には劇場映画化し、連載から13年経った今でも多くのファンの心を捉えて離さないNARUTO。そのNARUTOもいよいよクライマックスをむかえています。今年の劇場映画には、原作者の岸本斉史が満を持してフル参戦!  自ら企画、ストーリー、キャラクターデザインを手がけたオリジナル作品が公開される。岸本自ら「僕にしか描けないNARUTO映画です」と言う自信作。
本作は、主人公のNARUTOが、死んだはずの両親と出逢い、ともに悪と戦うという原作者渾身のオリジナルストーリーで、漫画・テレビアニメを知らない人たちにも充分楽しめる内容になっています。
  NARUTOの人気は日本だけにとどまらず、世界各地へと広がりをみせています。
7月5日〜8日の日程でフランス・パリで開かれた「JAPAN EXPO2012」(最終入場者数208,000人、昨年対比108%)では、ステージで開催されたゲームイベント『NAMCO BANDAI Games FAN CONFERENCE at JAPAN EXPO』で、詰め掛けた500人以上のファンたちの前で来年日本でも発売されるゲーム(「NARUTO−ナルトー疾風伝  ナルティメットストーム3」)がお披露目されました。日本からナルトの着ぐるみも駆けつけ、舞台を盛り上げました。
また、エキスポ会場には、高さ数メートルの巨大ナルトや巨大九尾が展示されていたほか、NARUTOキャラクターのコスプレを楽しむファン、コスプレーヤーたちも数多く見られ、根強いNARUTO人気があらわれていました。中には自作のコスプレを驚くほどリアルに仕上げている人たちもいて、キャラクター同士で一緒に写真を取るなどして交流していました。

公式サイトでも全世界のNARUTOファンへ向けて、「『NARUTO』のどんなところが好きですか?」という質問を投げかけ、投稿を募集した所、実に世界93ヵ国から約9,600件もの投稿がきました。
投稿者の平均年令18.7歳とかなり若い層からの投稿が多い中、最高年齢は60才と幅広い年齢に受け入れられている事がうかがえます。

またNARUTOは、主人公の「うずまきナルト」が2006年に「NEWS WEEK日本版」で「世界が尊敬する日本人100」にアニメキャラクターとしては唯一選出されました。フランスやアメリカでは登場人物を模した“忍者”コスプレが流行するなど海外人気が非常に高いです。コミックは、国内の販売部数が累計1億2千万部を突破しているほか、30カ国以上の国・地域で翻訳・発売されており、今世界で最も人気のある日本の漫画と言える。世界80カ国以上の国・地域で放映されてきたアニメーションは、日本の放送1時間以内に、字幕付きで配信されています。

NARUTO年鑑
1999年:週刊少年ジャンプにて連載開始
2002年:「NARUTO-ナルト-」OA開始
2004年:『劇場版 NARUTO -ナルト- 大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!』公開
2005年:『劇場版 NARUTO -ナルト- 大激突!幻の地底遺跡だってばよ』公開
2006年:『劇場版 NARUTO -ナルト- 大興奮!みかづき島のアニマル騒動だってばよ』公開
2007年:「NARUTO-ナルト- 疾風伝」OA開始
    『劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝』公開
2008年:『劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝 絆』公開
2009年:『劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝 火の意志を継ぐ者』公開
2010年:『劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝 ザ・ロストタワー』公開
(同時上映)『劇場版 NARUTO -ナルト- そよかぜ伝 ナルトと魔神と3つのお願いだってばよ!!』
2011年:『劇場版 NARUTO -ナルト- ブラッド・プリズン』公開
(同時上映)『炎の中忍試験!ナルトVS木ノ葉丸!!』
2012年:「NARUTO-ナルト- SD ロック・リーの青春フルパワー忍伝」OA開始
:岸本先生がアニメスタッフと作った最高傑作
『ROAD TO NINJA -NARUTO THE MOVIE-』公開

関連作品

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執筆者

Yasuhiro Togawa